２８℃

大好きです。
この数字が。
ビンテージのベースボールシャツ持っていますが、
背番号２８です。
メジャーリーグなどの著名なチームのそれではありません。
２０数年部屋にかけている癖に、あまり着ていませんが。

それが冬用というか今にはない厚手の素材なので
だからということもあるかもしれません。
否、そうなのです。
間違いなくそうなのです。
毳毳しいのではなく、地味なグレーの素材にネイビーの
チーム名と背番号です。

毛ば毛ばしいのです。
勝手に作った造語ですが、細かい素材の毛のような逆だった糸が
チクチクするのです。
乾燥肌が甚だしいので、カウチンも１８歳の頃にもらった
それを殆どきていません。
でも、流行った際に大量に作られたそれではないので、
今も大事にしています。

１０代２０代の頃、３０年前４０年前５０年前の衣類をありがたがって
集めていました。
今も気持ちは変わらないですが、足繁く通うという意味では当時の方が
圧倒的です。

自分の知らない景色を見てきた、情景の中を生きてきたそれらが
とても恰好よく思えたのです。
今も、です。
僕には分からない、その人の思い出なども受け継いでいるかのような
気がして大事にしています。
自分一代のものに対しても同様です。
これまで一緒に生きてきたという感情で着ています。

ファンや知人など過去にもらったTシャツ、全てではありませんが、
今も着ています。
サイズや他、外で着れないものは部屋着にしています。
もらったものでも自分で買ったものでも一番古いものは３０年前
のものでしょうか。

２０歳の頃にアメ横で買った格安のTシャツ、今も着ています。
現行で発売されたものですが、今ではすっかりビンテージに
なって、逆に恰好良いのではないかと思えるほどです。
僕だけかも知りませんが。
もらったものも同様です。