15戦目1990年10月26日

「またタイ人?」

9月の試合もまだだというのに、試合前に次の試合の
相手を
専門誌で知るのです。

変な時代でした。 10月の試合前に11月の相手が
発表されるのです。
意味が分かりません。
試合する当事者が紙面で知るという時代でした。
僕だけなのかもしれませんが。

7月の試合前には9月の試合が発表されて、9月の
試合前には10月の試合が紙面で発表されてやることは
知ってはいました。
7月といい、大会場ではない大会ではメインを任される
ようになりました。
当日、客席も盛り上がりました。
でも、まだ世間に認められた訳ではなく、それは
今もなのですが、あくまで当時の目線で記します。

今はどうなのでしょう。
盛り上がっているといっても総合など他の競技と一緒にやって
テレビがついて客が入っているというだけで、それは
ブームでもなんでもなく、競技の人気が根づき始めているという
訳でもなく、ただのお祭りみたいな感覚で大衆は参加している
だけと思います。

選手らは頑張っていても、でも、お客さんの参加賞目当ての
続かない大会のように見えます。
ボクシングなどとは違います。
目指すべきところは、一時の集客やテレビの有無ではなく、
人気があろうがなかろうが揺るがない競技体制を保つ
メジャーな
競技のあり方であって、人気のあるなしによって消えたり
分裂したりするそれであってはいけないと思います。

いい選手増えていると思います。
でも、世間にはそう知られていません。
報道で目にしません。
これからの人が憧れるほどの説得力のある理想を感じません。

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これがなんのことやらか、ようやく 理解しました。 どうもです。 頑張ってホームラン打とうと 思います。