食べる話「DRN」

卵が好きです。
生卵がもっと好きです。

でも、好きではないのです。
好きなのに、好きではない。
どっちなんだ?

ま、そういうこともあったっていいじゃない。


好きなのにある部分が好きではないのです。
何事も完璧なことなどあるはずもなく、欠点があるから
生きていて楽しいのです。
プロ野球がロボット審判導入するか否かの報道を
目にして思います。

人が審判だからよいのではないかと思う側です。

勿論、誤審もあるでしょう。
それを含めて味だと思うのです。
あまりにも偏った誤審は許せないことでしょうが、失敗を失敗に
見せないテクニックやそういうものもあるから面白いものだと
思ったりします。

その辺の心理テクニックなどを見たり聞いたりするのが好きな
側です。

卵だって完璧ではありません。
僕はDRNが心底嫌いです。
ご存知でない方は、tatepediaで調べてみてください。


DRN(造語)
生卵の白身に含まれる「ドルゥン」と呼んでもいないのに
無断で入り込む不届き者のそれを指す。
立嶋篤史がその食感を嫌う。

tatepedia参照


卵かけご飯、大好きですが、DRNが嫌いです。
なので、その際は徹底的に混ぜます。
箸を3本使ったり、色色とこの人生、試行錯誤してきました。
DRNの対抗策だけの為に、どれだけの時間を使ったでしょう。

いいのです。
いいのです。

辿り着いてしまえば、道のりなんて。
銚子まで走れば、帰りの電車でそれまでの苦しかった道のりが
楽しくなるのと同じです。
映画のエンドロールのように振り返ることが出来ます。
昭和のジャッキー・チェンの作品のそれのようにNG集は
ついてきますが。


まず、ご飯に白身だけを落とします。
君は、失敬。
黄身は殻に残します。
白身だけを別の器では混ぜません。
混ぜても構いませんが、時間がかかりますし、
どの道、ご飯にかけてから混ぜるので二度手間です。
なので、白身だけをかけます。

その方が混ざるのが早いからです。
ご飯粒の無数の隙間でそうなるのかなと思います。

そして、君を。
失敬。
黄身を中央に落として、箸先で牽制のジャブよりも優しく
突きます。
決壊して黄身が白飯に広がります。
ゆっくりと白身の混ざった白飯に広がるのです。

時を少し遡らせます。

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特にお得なことはないかもですが、でも、僕が 思うこと、感じたことなどを日日綴ります。

100戦してこれまでの減量や試合にまつわる客席からは 感じることのできないことなどを 綴れたらなと思います。 なんの参考にはならないけれ…

これがなんのことやらか、ようやく 理解しました。 どうもです。 頑張ってホームラン打とうと 思います。