事件な話 「月ヶ瀬村」

昨日、女性が2名体験体験に着ました。

とはいいながらも昨日のことではありません。
この下書きを記した日の翌日にこの下書きを作成しました。



娘はいませんが、息子と同じくらいの年齢でした。
人の感覚を訊くことが好きで、なので、いつものように
訊くのです。

昨日もいくつか訊ねたのですが、全ては記しません。

「衝撃的な事件て、何?」

その一言に首を傾げる人もいます。
こう訊ねて、全く分からない事件を口にする方もいます。
それはそれでいいのです。
必ず僕が理解する必要はないのですから。

もしかしたら、そんな予感がしたのです。
1名は名古屋から最近船橋に越してきたという女性、
もう1名は奈良県からだといいます。

なので、僕の記憶に残るそれと重なったら面白いと
思いました。
でも、全然違う回答が返ってきました。
前述した通り、構いやしないのです。

多分、彼女が生まれた頃の事件だからです。

1997年7月、奈良県月ヶ瀬村で事件は起こりました。

父の田舎、和歌山県に近いということと、やはりその事件が
生生しく感じたからでしょう、連日テレビに釘付けでした。

女子中学生の遺体が発見されたと言います。
衣類は汲取式便所に捨ててあったといいます。
そういう報道だったと記憶しています。

地元の自分と同じくらいの青年がインタビューに何食わぬ顔して
応えています。
僕は、この人がそうではないか、そう思っていました。
マスコミも何気に警察とグルで、協力しあっているのではないか
と後に思ったほどです。

数日後の早朝、ロードワークに出る前にテレビをつけました。
放送は陽が出ていた頃と思いますが、映像はそれよりも少し早い
夜明け前のものでした。

狂ったように叫び、暴言を吐く男が連行されていく姿がテレビには
映し出されています。
数日間、何食わぬ顔して受け答えしていた僕と歳が変わらない
青年が、です。
鳥肌が立って寒気がしました。

この事件のことが気になって、よく人と話すもでも、でも知らない
方が大半で、そして、時が過ぎれば尚更で、奈良県の田舎町での
事件など覚えている人は皆無でした。
話し合えたこと、一度もありません。

その後、本屋で物色するようになりました。
その事件について記された書籍がないかと思い、探す様に
なりました。
どの様な経緯でその事件が起こったのかというような概要を
記された書籍をよく購入します。
それを喫茶店やどこぞでの待ち時間、移動中であったり、
サウナ内でよく読むことがネットなどない時代からの、僕の
時間の潰し方でした。

雑学系の本と事件の類は自伝を記す前から読んでいましたが、
小説などは購入したことがありません。
今も滅多に買いません。

2001年9月某日、新聞でその名を見つけました。
収監先の刑務所で首を吊って自殺したというたった数行の
それを見て、重たい気持ちになったことを思い出し、また
数年前の気持ちに遡り、事件の概要を記された書籍がないか
物色し始めるのでした。

新潮45など、その辺の文庫をよく漁ります。

この事件について思うのは、テレビで報道されない事実も現実で、
そんなことは沢山あるのだろうということ。
目に見えないことの方が多いということ。

電車などでの移動の方が当たり前で、となると、文明の力で
その土地に根付いた風習や習慣、常識までに触れることは
ないということ。

当たり前が当たり前なんかではないということも、あるという
こと。

そんなことをこの事件で感じました。
江戸時代からの風習で村八分にされていたという経緯が
報道されたからです。

ふと、2013年8月を思い出しました。
その年の夏休み、中学3年生の息子と船橋から館山まで
走っていました。
そんな遊びをしたのです。
木更津辺りの道端で、腹を十文字に斬り裂かれて死んでいる狸に
遭遇します。

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特にお得なことはないかもですが、でも、僕が 思うこと、感じたことなどを日日綴ります。

100戦してこれまでの減量や試合にまつわる客席からは 感じることのできないことなどを 綴れたらなと思います。 なんの参考にはならないけれ…

これがなんのことやらか、ようやく 理解しました。 どうもです。 頑張ってホームラン打とうと 思います。