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091.さよならの儀式01

28日に義父が永眠しました。享年97歳。
27日は日中、食事の時間を待ち侘びる程に元気だったそうですが、夜中に転倒しているのを発見され救急搬送の連絡。
夫はやや飲酒していたためクルマを出せず、私が運転の打診を受けましたが翌日出社が必要だったため、タクシーを手配して、ひとりホームに向かってもらいました。この時に役立ったのが「GoTAXI」、すぐに来てもらいました。

受け入れ病院が決まるまで二時間。病院到着してから診察まで二時間。その間、酸素マスクはつけていたものの呼吸は苦しそうだった様子です。
診察結果、肺炎。夏にパンくずを誤嚥(肺に入れた)の処置をしてから、ずっと流動食でした。それがきっかけなのか、肺が炎症しており、死因は誤嚥性肺炎。抗生物質を投与しながら、ベッドの空きがある近場の外科に転院。

私は出社し、用事を済ませてから合流予定が、10時前に薬でうとうとしているうちに息を引き取ったそうです。
夫から「09:55に亡くなりました」というメッセージを受けた時は、ひとりで看取らせてしまったことへの後悔の念。これが一番の感情でした。

亡くなると後は手続きが粛々と進みます。
夫は年内に全て終わらせたいと、病院から紹介された選択肢のない葬儀屋さんに決めました。遺体の搬送待ち中に、合流。しばらくして葬儀屋さんのクルマの中で義父と対面し、あー、亡くなったんだ、と実感しました。

つづく。

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