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092.さよならの儀式02

今回の葬儀屋さんで葬儀をすると思っていたら、違った。
葬儀屋は、病院から葬儀場までの移送と葬儀場と火葬場の手配をするのが役割らしかった。
これに気づくまでしばらくかかる。

病院を出ると踏切に近いビルに到着。ビルとプレハブみたいな建物の駐車場で降ろされ、やや戸惑う。

レンタカーの受付みたいな事務所。状況がわからないままお茶を出され、スタッフ離席中に思わず、「え?ここでいいの?」と夫に聞く。夫も戸惑っていたらしいが、年内に送りたいという気持ちがあり、表情に出していなかった様子。

どんな儀式にしたいかを聞かれる。家族も親戚も少なく、本人高齢もあり、参列者も片手人数なはずなので、コンパクトにしたい旨を伝えた。
一つ目の案は、この事務所の一室で近しい人だけで対面して終わり。四万円くらい。
部屋を見せていただくと、先程の駐車場があるプレハブの一室。4.5畳程の会議室の様な殺風景な部屋で、部室という方がしっくりくるかな。
遺体安置箱?を閉じてストレッチャーのまま対面するという。。入れ歯が外され、口が開くのをテープで巻かれた状態のままで威厳も尊厳もない感じ。
踏切の音もうるさい。うーん、いくらなんでもないかな。選択肢から外れる。

そのほかの案をパンフレットを使って説明いただき、このあたりでやっと葬儀屋さんは、斎場と火葬場を探してくれるところだと理解した。

結果、
🔸23区内の斎場
🔸火葬場が隣接
🔸葬儀の一日だけで足りたが、二日セットしか選べず、30日に通夜、31日に葬儀
🔸控室は不要だけどセットの部屋しかなく2部屋予約
🔸祭壇はの花だけは、花好きだった義父を思い1ランク上げた
🔸他はすべてセットにある最小限
🔸遺影は背景を消さず写真の切り取りのみを指定
🔸仕出しは頼まず

なんとか年内に送ることができることになり安堵。

メモリアルコーナー製作につづく。

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