監査法人1年目のリアルな金銭事情

1.はじめに

皆さん、お久しぶりです。 (約1年半ぶりのnote更新になります。)

今回「監査法人1年目のリアルな金銭事情」という内容でnoteを執筆しようと思い立ったのは、監査法人でリクルート活動をしている中で就活生からこの類の質問を受けることが、私の当初の想定よりも多かったためです。

確かに「公認会計士 年収」などでGoogle検索をすれば、目安の年収はわかるのですが、手取り金額ではなく額面ベースでの記載であることが多い上に、”残業代の多寡による”というフワッとした記載に留まっていることが多く、なんとなく情報の粒度が浅い印象を受けます。
また、例えば「一人暮らしの家賃はいくらまで払えるのだろうか」「学生の時に借りた奨学金の返済スケジュールを何年にすべきか」等、働き始める前にも自身のお金にまつわる選択をする場面があるかと思いますが、その際に本当に知りたい情報は、Google検索でヒットする年収のような数値情報のみならず、実際に働いている人間のリアルな感覚に基づく声(ex.月〇時間以上残業しないのならば家賃は〇万円以下に抑えた方がよい、年〇回くらいは旅行に行っても年間〇万円くらいは貯金できる…)なのではないかと思うのです。

そこで、実際に監査法人で働き始めた身だからこそお伝えできる粒度の高い情報をお伝えすることで、試験合格者の方々のお金にまつわる選択の一助にしていただくと共に受験生の方々のモチベ―ションを上げる(?)ことを、本noteの目的としております。


具体的な内容は以下になります。

  • 今年の収入金額及び残業時間
    →1ヶ月ごとに私の"額面金額&手取り金額"と"残業時間"をまとめております。あくまで私の情報に過ぎませんが、概して新人の給与及び賞与は(残業代以外の要素で)人によって異なるということがなく、大手監査法人間で水準が異なるということもございませんので、有効なサンプルになるでしょう。

  • 今年の生活水準及び貯金額
    →こちらは上述の「リアルな感覚に基づく声」をお届けする趣旨の内容です。
    とは言うものの、居住形態やお金の使い道などは十人十色かと思いますので、同じ法人や他法人の同期の話を多々取り入れることで、私個人の自分語りではなく情報価値のある内容になるよう努めております。

なお、上述の通り私個人のプライベートな内容を含むため、ここから先の本論は公開範囲を限定するべく有料とさせていただきますこと、ご了承ください。

2.前提

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