サンカンシオデン
おでんを作る日はなぜか暖かいと最近気づいた。
寒い日にこそハフハフ食べたいのに、おでんを仕込むのはなんでだか暖かい日が多いのだ。
だいたい昼頃から材料を切り出して、数時間煮込んだものを夕飯に食す。
大鍋に水を張り、昆布に切り込みを入れて沈め、大根の皮をむいているときから、今日あったかいのになあ。おでんにしちゃったよ。
といぬに話しかけている。
なんでかなと考えてみたらこうだ。
さっむ!と思う日があって、こんなに寒いんじゃ、やっぱりおでんがたべたいなと思う。
寝て起きてまた寒いと、ヨシ材料を買っておこうと思い、次の日あたりの帰りに買ってきて、そして翌日作るときには暖かい。
な感じのサイクル。
ううむ。
なるほど、これは。
三寒四温か。
だから、わたしのおでんはタイミングを逃してしまうのか。
もう春だからなんだね。
わたし的にはベストタイミングを逸しているのに家族は食べてくれるわけで、食卓テーブルにお鍋を持って行って、今日あったかいけど。となんとなく済まない気持ちでひとこと言ったりする。
それでも、いいよいいよと湯気の向こうには何から食べようかと思ってくれている顔があって、ちょっとほっとする。
寒くなくても変わらずにハフハフと食べて、なんだか暑くなったねと言いながら、着ていたカーディガンを脱ぐ鍋料理のあとのあるある。
というわけで、暖かかった2日の間におでんはすっかりなくなって、今日はこれまた風も強くてさっむいいちにちでした。
みなさま、ご無理なさらず。
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