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バス停で

48分発なのに間違えて早めに出てしまって、ちょうど前のバスが出発したところだった。

あと10分もあるの寒いなあ。
道路を挟んで向こう側の空き地の草に太陽が当たって光っている。そんなに強くないけれど冷たい風が吹く。

空き地の前の歩道を同じジャージを着た小学生が5人、大きなスポーツバッグを背負って歩きながら楽しげに大きな声でなにか歌っている。


いま未来の扉を開けるとき
悲しみや苦しみが
いつの日か喜びに変わるだろう

卒業ソングとしても多く採用されている歌なので、冬休みに入る前に学校で練習を始めたのかもしれない。こどもたちの無邪気な歌声のせいか、寒さのせいか、ツンとした鼻先を温めながらバスに乗り込んだ。






今年もあと数日。みなさま、本日も無理せず。


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