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【中学生でも分かるニュース解説!2023/7/26(水)】「日本人、全都道府県で減少 調査開始後初、計80万人」

今日のニュース

アスパラガスtのニュース解説。
今日は、「日本人、全都道府県で減少 調査開始後初、計80万人」

について解説します。

今日の復習教材

全分野統合型テーマ・・・少子高齢社会
            少子高齢化
       地理・・・人口ピラミッドのグラフ

日本は世界一のスピードで少子高齢化が進み、今や完全なる少子高齢社会になっています。字を読めばもう分かると思いますが、少子高齢化とは子どもが少なく、高齢者の割合がどんどんと多くなっていくことを表した言葉です。そして、日本の少子高齢化はとどまることを知らず、これからもどんどんと加速していくと言われています。

上のグラフは内閣府が出している人口ピラミッドのグラフです。
人口ピラミッドは、とても大切なグラフです。ぜひ読み取れるようになっておいてくださいね。

左側は「このまま何の対策もせずに少子高齢化が加速する」と仮定したとすると、2060年はこうなっているだろうというグラフです。19歳以下の人口が12.7%に対して、65歳以上の高齢者が39.9%の高い割合になっています。超高齢社会ですね。

それに対して、右側は「政府が何らかの対策をして子どもを産みやすい、子育てをしやすい社会にしていくことで、子どもが生まれる人数が増えた」と仮定した時の2060年のグラフです。19歳以下の人口が20.7%、65歳以上の高齢者の人口が33.0%と、何も対策をしなかった時よりは、少子高齢化率が少ない形になっています。

日本の人口が減少しているってどういうこと?

さて、ここからはニュースの内容を見ていきましょう。
日本の人口は近年ずっと減少してきているんですよね。
これがいったいどういうことなのか、深堀りしていきましょう。

記事によると、総人口のうち日本人は1億2242万3038人で、14年連続のマイナス。出生数が過去最少の約77万2千人だったのに対し、死亡数は最多の約156万5千人で大幅に上回っているんですね。
それに対して、外国人は約28万9千人増の299万3839人。新型コロナウイルス禍の入国制限緩和で留学生や技能実習生らが戻り、3年ぶりに増えた。

当たり前のことですが、

 「人口が減る」→ 出生数より死亡数の方が多い

ということですよね。基本的には、

「生まれてくる赤ちゃんの人数よりも
 高齢者が亡くなっていく数の方が多い」

ということになります。
つまり、人口減少の問題って実は「少子高齢化」の話なんですよね。

人口減少って何がいけないのと、いまいちピンとこない人もいるかもしれませんが、このまま「少子高齢化」が進むのは、誰がどう見てもダメですよね。

子どもが全然いなくなって高齢者ばかりになってしまうと、国として成立しにくくなってきます。もちろん経済も発展しにくいですよね。そして、高齢者が亡くなっていくと人口はこれからもどんどんと減少の一途をたどります。

だからこそ、人口減少に歯止めをかけるにはどうしたら良いのかについて、私たちは真剣に向き合わなくてはいけないということです。

まとめ

今、政府は「異次元の少子化対策」として、これからどういった対策を進めていくのが効果的なのか、議論されている真っただ中です。

・子どもを産みやすい、子育てしやすい環境をつくっていくことが大事
・外国人が来たい、住みたいと思えるような国づくりをしていくことも大事

いろんな立場や考え方の人たち全ての人が住みやすい国づくり、国家体制を築いていかなくてはいけません。
そのためにも、私たちは常に「人口」について関心を持ち、日本国民として、日本の課題を一番リアルな現場視点を持って、考えていかなくてはいけないのです。

みなさんは、その基礎を中学校の社会科授業で学んでいます。

全分野統合型テーマ・・・少子高齢社会
            少子高齢化
       地理・・・人口ピラミッドのグラフ

みんなが学んでいることは、実際の社会とつながっています。

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