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本当にやりたいことなの?

私は、長崎県の離島でアスパラガス農家
を営んでおります。

私の住んでいる長崎県壱岐市は
アスパラガスの産地で、県下NO1の反収
を何年も連続で打ち立てています。

*反収とは 
農作物が1反(≒1000㎡)の広さあたりで
どれくらいの量を収穫できたかです。

月1回、市内67件のアスパラガス農家
部会員のランキングが発表されます。

モチベーションになる人もいれば
全く気にしない人
前年比の自分と戦っている人

様々な意味で指標になっていいと思います。

一方

作る目的が
【たくさんの収量を上げること】
になっているのが気になります。

競争心を煽り沢山作らせる
JAの戦略なのかもしれませんね。

質(美味しさ)より量

食べ物を作っているのに少し違和感を感じます。

そもそも私は【たくさんの収量を上げること】を
したいのか。。。

人と争ってたくさん収量を上げることがしたい
のではありません。

私の生産者としての本質は

・健康なアスパラガスを食卓に届けたい。
・扱ってくれている飲食店の客単価を上げたい.
・その飲食店に感謝をし、家族で食事がしたい。
・食卓に弾む会話を提供したい
 『お母さんコレおいしいね~』(作り手への労い)
 『コレどこで買ったの?』(産地への興味)
 『また食べたいな~』(楽しい時間の思い出)

作り手へのやさしい一言が
自然と出てくるアスパラガスを届けたい。

作ってJA出荷して終わり。
割り切って生産に専念するのもありです。

が...

私は厳選したいいアスパラガスを直接届けることで
日々の収穫、管理のクオリティーが上がると
確信しています。

食してもらう責任感
楽しみを提供するホスピタリティー

毎日の繰り返しの仕事にも
【意味】が生まれています。


本当にやりたいことを明確にする。

毎日の仕事に輝きが出るのでオススメです。


今日も最後まで読んで頂き
ありがとうございました。
では、また!


アスパラガス専門農家



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