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農業の研修制度。何をするの?

今日のテーマは、『研修制度の実態』についてです。

2021.4~研修プログラムが始まりました。
長崎県の壱岐市ではJA壱岐市が国の研修制度を
管理している状況です。



オンライン面談


まずは2月下旬頃、オンラインで事前面談をしました。
その場には、JAの職員と市の農林課の職員が
総勢8名程いました。

面談では次のことを聞かれました。
・経歴
・なぜ農業を選んだのか?
・なぜ壱岐市を選んだのか?
・なぜアスパラガスを選んだのか?

これらの内容が話のメインです。
大方、想像通りの質問だったので、嘘偽りなく
自分の考えを伝えただけの展開になりました。

そして最後に『何か質問ありますか?』と聞かれたので
私は『壱岐島の魅力は何ですか?』と聞きました。

すると一同苦笑い。すぐに返答はなく...
『長く住み続けていると良さや魅力などが...』
このような回答でした。
少し残念に思えたのを記憶しております。

ちなみに、移住して3年弱経過して、
今『壱岐の魅力は?』と聞かれたらこのように答えます。

『ゆったり流れる時間です』とね。

壱岐島の魅力については、
またどこかのタイミングで記事にします。


本面談

そして3月下旬になりJA本所にて本面談。
ほぼ、事前面談と同じ内容で、
形式だけの感じでした。

その年度の研修生は私一人。
もちろん採用。
すんなり終了。

研修スタート~謎の適正確認期間~

私が一番衝撃を受けたのは
研修開始の4月
この1か月は、適正確認期間という名の
ほぼノープランで、計画的なプログラムが用意
されていない状態の謎の期間です。

毎日お弁当を持って集荷場へ行き、
苺の段ボールを折ったり、
たまに指導員についていってアスパラ以外の圃場を見たり、
農業のDVDを見たり、
座学1日。
ほぼ、アスパラガスとは関係のないことをする日々。

しびれを切らした私は、
アスパラガスの共同選果場に入れてもらいました。

そこでは、長崎県内NO,1の高反収と呼ばれる
(1反当りの収穫量がすごい農家が多い壱岐市)
アスパラガスが20人以上のスタッフによって
スピーディーに選別されていきます。

まさに職人技!!

皆さんひと時も手を休めることがなく
リズミカルに作業していきます。

この中に入って作業をしましたが
とにかく慣れない作業でクタクタになりました。

40歳過ぎて、初めてのコトをやるのは、抵抗を感じます。
しかし実際やってみると、『自分ができない』 っていう感覚が
恥ずかしくもあり、懐かしくもあり、緊張感もあり、
なんだか新鮮で、久しぶりに味わうことができた
いい時間となりました。

そして
生産物をこのように商品にしてくれている人達の存在
を実感でき、とても良い経験になりました。

共同選果場①
共同選果場②


この4月は、長年東京で時間に追われて日々を送っていた
自分としては、前に進んでいる実感が得られない
軟禁状態のつらい日々でした。

が、違う角度で農業の側面をとらえられた、貴重な時間になりました。

まぁ~今思えば、
これがTHE島スタイル
ガツガツやらない。っていう良い部分なんだなと思えてきます。

次回は
研修制度② 農家さんのもとでの研修』について
記事を書きます。
お楽しみに。


今日もゆる~い記事を
最後まで読んで頂きありがとうございました。

では、また。








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