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2021年M3秋『Girls Blond Hair.』

の歌詞カードを用意してなかったので作ってみました。
ついでにセルフライナーノーツ的なのも。

(歌詞カードっぽい画像を用意してDropboxに…とかも考えたんですけど、作る方も見る方もめんどくさそうなので辞めました)


Tr.1『Endearing Lily』

積み重ねた心は 
余計な荷物に見えて
祈るような気持ちで
君を見つめてた

青い瞳と
金色の髪靡かせながら走る
君を見ていた
子供みたいに素直になれない そんな
愛することに不慣れな君を
守りたいと思ったんだ

ファインダーの様に構えた
掌で区切る景色
幸せなことだけで良い
君の思うまま描いて


泣いてばかり
いつでも 
報われないことだらけ
ほら涙を拭いてよねえ
無邪気に笑う
顔を見せてよ


君の本当の強さに
初めは気付けなかった
誰より早く
誰より遠く
坂道のその先に


春の足音が聞こえる
一歩踏み出した君の
これから先何があっても
不敵な笑みで吹き飛ばして

ファインダーの様に構えた
掌で区切る景色
全てを手に入れてしまえよ
君のわがままで描いて

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コレは2019年末に友人を自宅に軟禁して冴えカノ1期2期全話を見せ、そのままドハマりこいた友人と年明けに劇場版(3回目)を見に行った後の話。
澤村・スペンサー・英梨々に対してドデカ感情をこじらせた2人は吐き出し先として誕生日に合わせてイラストと曲の作成に入ったのでした――


Tr.2『0715』

垂れたウサギの耳揺らして
忙しなく駆ける君の
後に残るのはシャンプーと
少しの紅茶の香り

くだらない馬鹿な話を
続けてばかりいるのは
君から溢れる笑顔を
僕だけの物にしたくて

もう少しだけ近づけるかな
でも君に触れてしまえばもう
終わってしまうのかな

ならせめて このままで居させて
曖昧なままの距離で
君が見せるその笑顔を
失いたくはないから

積み重なってく気持ちを
無視できる訳ないのに
後戻りが出来ないこと
未だに迷い続けたままで

そばに居て 僕を見つめ返して
青く澄むその瞳で
どこかへ君をつれ出したら
叶うのかな 神様

あぁ、欲張りすぎかもな
同じ気持ちであれば良いのにだなんて

そばに来て 体を寄せ合って
君の温度を感じたい
想いを君に見せてしまえば
変わるのかな どうかな?

そばに居て 僕を見つめ返して
青く澄むその瞳で
どこでも君を連れて行くから
どこまでもついてきてよ

だから、ねぇ、
こんな僕を受け取ってくれよな
「仕方がないわね」なんてさ
この想い全て伝えるから
「バカね」って言って笑って

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『Endering Lily』で誕生日に合わせて曲を作ることに楽しみを見出した僕が次に目をつけたのが「ご注文はうさぎですか?」のシャロちゃんでした。(タイトルの0715はシャロちゃんの誕生日)これは俺×シャロの夢小説です。シャロちゃんには叱られたい願望があるので、「バカねって叱られてえよな~~~!!!」という気持ちで最後の歌詞を書きました。


Tr.3『空夢』

広がる視界の先には
広い、どこにも繋がらない空
ただ、広がっていたね
退屈な夢の中

広がる景色の中には
淡い、どこにも繋がらない青
ただ、続いていたんだ
憂鬱な過去の夢


いつか僕が彼方、星をこの手で繋ぐから


遠い未来の先から届く白い綿がそっと包む
曖昧な音、歪んだ響きで
祈り続ける、大空に届け

広がる視界の先には
狭い、どこにも繋がらない明日
ただ、広がっていたね
退屈な夢の中

広がる景色の中には
暗い、どこにも繋がらない白
ただ、続いていたんだ
憂鬱な過去の夢

いつか僕が彼方、空へこの手で繋ぐから

遠い世界の果てから届く白い羽根がそっと包む
曖昧な音、歪んだ響きで
祈り続ける、大空を見上げ

遠い未来の先から届く白い綿がそっと僕らを包む
曖昧な音、歪んだ響きで
祈り続ける、大空に届け

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コレはもともと別の歌詞でワンコーラスだけ作っていた曲だったんですが残りを作ったところで続きの歌詞が書けず、MIXを担当している餅くんに作詞をお願いした曲です。なので特に歌詞について語ることはないです。
この曲はオルタナシューゲイザーっぽい曲作りてぇ~~~という意思のもと生まれ、コレでもかと言うぐらいリバーブとディレイがトラックにインサートされました。アニマルズペダルのトーンベンダーが大活躍した回。

追記
作詞担当の餅くんより補足が


Tr.4『Girls Blond Hair』

高すぎる空
ひりつく様な日差しが降って刺さる
溶けたアイスが溢れて落ちた
"ここに居る" 証のように

呟いた声は
踏切を通る
貨物列車の音にかき消され

瞬きする間に
消えてしまいそうな夢の中に
飛び込んで今

彼方まで届いて声
見つかるかな?
いつか見た景色のどこかに
アスファルト照り返す
光の中の幻 プリズム

さよなら僕のアイロニー
思い出に残る細い指に
千切れる意識のシークエンス
足元は崩れさって

さよならキミは最後に
笑ってくれたような
そんな気がした 長く伸びた影

彼方まで届くよ今
見つけ出して!
いつの日かの記憶の片隅
アスファルト照り返す
光の中の幻 金色 煌めいて

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この曲はもともとCD作成段階ではなかった曲でした。ジャケットをイラストレーターの生活さんに依頼をし、上がってきた画像を見て「こりゃーこれに見合った曲がないといかん」と思い作成を始めました。
ザ・オルタナな曲の作成経験がなかった僕は、知り合いの中で一番オルタナティヴな男、ichinyくんに「こんな感じの曲が作りてえ、1capoでこんな感じのヤツ」と2小節ぐらいジャカジャカとギターを弾いた音源を送って相談しました。すると、翌々日ぐらいに完璧すぎるトラックが送られて来たのです。そしてそこに僕の作ったメロディと、歌詞と、声と、リードギターが乗っかってこの曲は完成しました。

これまで2次元の少女に対する拗らせ感情でしか歌詞を書いてこなかったので、雰囲気で情景を伝えるような作詞は初挑戦でしたが、なかなかいい感じに書けたんじゃないかと思っています。

僕は歌詞の中に「!」や「?」が入っているのが好きでずっと自分の曲でもやってみたかったので、そこを達成できたことも嬉しいポイントです。メロディに沿って歌は歌われるので、朗読的な「!」や「?」の表現は歌では出来ないので曲聞くだけじゃわかんないんですよね。なので歌詞カードを見ることによる新たな発見、みたいな感じで好きで。

ちなみにこの曲だけギターはアンプで撮っていて、手作り防音室(貰い物)の中でマーシャルOrigin50Wを集合住宅の限界まで鳴らして撮ってみました。
個人的にギターソロはこの曲が一番お気に入りです。オクターブファズは正義。


ここまで読んでくださった皆様、ありがとうございます。
以上、1stEP『Girls Blond Hair.』の歌詞カード兼セルフライナーでした。


この記事を読んで気になった方はBOOTHでも取り扱ってますので是非…


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