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同じ色の星を見ていた

同じ色の星を見ていた かつても今も 名前のない色 終わりのような色をした 幾百億光年先の もう無いかもしれない星 それはもしかしたなら互いに見間違いで 宇宙には見知った星しかもう存在しないのかもしれない けれど僕達は探している いつだって 同じ色の星を見ていた人 この銀河の淵にいる 何処にもいないかも知れない人を 星座を踏み違えて 落っこちていって その先でも 探す 君を 君だけを ひかり だって僕達は毎晩同じ色の星を縋るやうに見続けていたんだから

おたすけくださひな。