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〈ポスト・ヒューマニティーズへの百年〉と題する原稿に〈絶滅の場所〉という副題がついた。〈人間ならざるものの実存主義〉という一つの主題が漆黒の中に見分けられると、葡萄の蔓のように驚きと喜びの感情が巻きついていく。《黒》と《銀》が〈絶滅の場所〉を写し撮っているのなら、《灰》は優しい声で別のことを語っている。

Asanuma Kouki