見出し画像

木曽三川ってなあに


レンが問題を解いていた。問題は120問あり、プリントをジャバラのようにしてノートに貼っている。ジャバラで貼るというこだわりをひしひしと感じた。問題に取り組む前に、ノートが完成したことでかなりの達成感を感じているように見えた。

ジャバラといえば、思い出す光景がある。レンが2才の時、曾祖母のお葬式があった。その時お経が書かれた折本(ジャバラの形)をいただいた。お葬式から帰った後もそのお経の折本を気に入っていたレンは何度も開いては何か読み上げていた。何を言っているのかなと思い近づくと、レンは「ごちそうさまでした」と読んでいた(ちなみに2才児は読めていない。読めていないが読んでいる風の雰囲気を出していた)。戸惑ってじっくり聞いてみても、確実に「ご ち そ う さ ま で し た」と言っていた。

思い出すと、お葬式で故人の枕元にはお椀に盛ったご飯があった。2才の目からすると、葬式の風景の中のご飯は最も親しみがあり、ダイナミックに盛られたインパクトが大きかったのかもしれない。そして故人の横で手を合わせ、頭を下げながらみんな何かを呟いている。レンにはその時つぶやく可能性の高いものは「ごちそうさまでした」だったに違いない。

ジャバラプリントの問題の中に、木曽三川の問題があった。木曽三川ってどこの県?と聞くと、レンは目を泳がせて「新潟」と答えた。レンはとりあえず新潟と答える癖がある。木曽三川を知らなかった私が言えることではないけど。

木曽三川は愛知県・長野県・岐阜県などにまたがる川で、写真を見るとなかなか圧巻だった。写真は載せられないので以下イラストで。

木曽三川は揖斐川、長良川、木曽川。

木曽三川の流域には、豊かな自然や歴史的な建造物、美味しい食べ物など、多くの魅力があり、輪中も有名。
また木曽三川米という、味が落ちない幻のお米というものがあるらしい。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?