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【絵本レビュー】 『はっぱのおうち』

作者:征矢清
絵:林明子
出版社:福音館書店
発行日:1989年5月

『はっぱのおうち』のあらすじ:


雨の中、さちが木の葉の家で雨やどりをしていると、カマキリ、チョウ、コガネムシも雨やどりにやってきました。小さな虫たちとの交流を静かに描きます。

『はっぱのおうち』を読んだ感想:


「女の子が雨宿りをするだけの話なんですが、とても可愛らしいんですよ」と言ってママ友達が貸してくれました。雨宿りってなんとなく楽しいですよね。軒下なんかで雨を避けていて、後から来た人となんとなく会話をしたりとか、ちょっと楽しいアクシデントもあったりしますね。

私がこの絵本を読んで思い出したのはある動画です。旦那が息子を連れて公園に行ったら雨が降って来て、大丈夫かなと思っていたら一本の動画が送られて来ました。木でできた遊具の下に潜り込んだ息子、当時3歳が雨を見ながら歌っているものでした。作詞作曲は息子。

「あ〜め あ〜め ふってるか〜ら 
か〜ら〜す〜が とんで〜る〜
ふ〜くろ〜は ね〜てる〜
お〜ひさま〜が きらいだ〜か〜ら。。。」

動画は数分に渡るものでしたが、まあよく即興でこんなに歌詞が出て来たものだと感心する一方、雨宿りを楽しんでいていいなあ、と思いました。次回は急いでうちに帰らないで、息子と一緒に雨宿りしようっと。

『はっぱのおうち』の作者紹介:


征矢清(そやきよし)
1935年、長野県生まれ。早稲田大学第二文学部ロシア文学科卒業。出版社で児童書の編集に携わり、作家としても数多くの童話や絵本を発表。絵本作品に、『はっぱのおうち』、『かさもっておむかえ』、『ぱん だいすき』(以上、福音館書店)、童話に『ガラスのうま』(偕成社)、『やまぐにほいくえん』(福音館書店)、『にせあかしやの魔術師』(復刊ドットコム)などがある。 2002年に『ガラスのうま』(偕成社)で第40回野間児童文芸賞と第20回新美南吉児童文学賞を受賞。


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