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【ブルーロック】細かいことは気にしない勢いが清々しい(1-4話感想)

2022年秋アニメは、大豊作クールである。

とにかく大人気マンガの本気アニメ化作品が多く、いつもなら覇権アニメになり得る作品がせめぎ合っている。

このせめぎ合いの中で、好感触を得ているのが、ブルーロックだ。

正直、期待度としては、チェンソーマンやSPY×FAMILY、BLEACHなどの漫画原作作品には劣るように感じる。

これらの強敵と同じ土俵で、光る魅力は何なのだろうか。


キャラクターの個性が光る

「こいつ誰だっけ?」がない。

ブルーロックに集められたのは、フォワード300人。
全員の紹介はないにしても、膨大なキャラクターが出てくる。
4話までにも、多くのキャラクターが紹介された。
しかし、一人一人の個性が立っていて…立ちすぎていて、「こいつだれだっけ?」となることはほとんどなかった。

とにかく展開が早い

展開、死ぬほど早い。
よくアニメを見ていて、展開の遅さやくどい演出にムズムズすることがある。

しかし、このアニメは、「え、そんな進めちゃって大丈夫?」と思うくらい早い。

主人公が登場し、挫折し、新しい挑戦をし、そして覚醒が1話で描かれる。

メインのキャラクターと思われたイケメンキャラも、早々退場する。

細かいことはどうでもいい

この作品の最も好きなところは、これだ。

清々しいほど、細かいことはどうでもいいというスタンスで展開が進む。

この作品の軸であるブルーロックのプロジェクトが、本当にガバガバなのだ。

高校生がブルーロックに収監される。

「家族は?」
「学校は?」
「進路は?」
「お金は?」

様々な疑問が浮かぶが、一切の説明はない。

途中、プロジェクトの記者会見場面が描かれるが、その内容の中身がまるでない。

「日本サッカー界に英雄を生む」という希望を述べるだけで、ブルーロックがどう役立つのか、まるで説明がない。

ここまで観て、「ああ、細かいことはどうでもええんやな。」と納得した。

徹底している風のアニメで穴を見つけた時の違和感より、清々しくて最高だ。

プレイ中の作画に違和感がない

ここまで、誉めているのか誉めていないのか(褒めてる)分からない感想を述べてきたが、これは確実に賞賛だ。

本作は、サッカーのプレイシーンに違和感がない。

素人なので詳しくは分からないが、スポーツのシーンのモーションはすごく難しいのではないか、と感じている。

というのも、これまで観てきたスポーツアニメで、動きに違和感があるものが多いためである。

スポーツアニメは絵に変化がないため、動きに違和感があると、鑑賞モチベーションが駄々下がりしてしまう。

しかし、ブルーロックは、動きがいい。

これは、スポーツアニメには確実に達して欲しい項目であり、1番の魅力ともなり得るところであると思う。

まとめ

ここまで、つらつらと感想を述べてきた。

まとめると、観やすくぶっ飛んだ面白さのあるアニメだと思う。

引き続き鑑賞し、アニメの内容にも踏み込んで考察していきたい。


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