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梅雨って実は、こんなに楽しい季節なの!?
こんにちは!
キャストの緋登美です!わたしは埼玉に住んでいて、2017年5月からasobi基地の仲間に加わりました。普段は保育士の就労支援コーディネーターをしています。
今回は、2017年6月11日に開催されたイベント『雨の日コレクション』について書きました。
初参加の親子が8割以上という状況にも関わらず、”ひとりひとりが自分らしく自由に楽しむ”というasobi基地ならではの雰囲気を、どの親子も思い思いに夢中になって楽しんでいました。
紫陽花よりも少し先に満開に咲きこぼれていた笑顔が生まれた時間を、お届けします!どうぞ最後まで、楽しんでご覧くださいね!
★自由に表現するってこんなに楽しい♪
「普段、家ではなかなかできない絵の具遊びを思いっきり楽しめるので参加しました!」
とあるお母さんの言葉。そんな期待に応えるかのように、好きな色の絵の具を周りに並べて、まっさらの傘に思い思いの線や点、丸、絵を描いたり、色を塗ったりを楽しむ子どもたち。
そこから発展して、手や腕に絵具をぬりぬりする子もいれば、可愛い手形をペタンペタン♪とする子も。
子どもたちのクリエイティブな遊び方に刺激を受けて、大人たちも庭に落ちていた大きな葉っぱを傘にくっつけてみたり、マルベリーの実(くわの実)を潰して傘に塗ってみたり!
この日はカッパだって装飾し放題!
asobi基地ではこどものやりたいに寄り添うことを大切にしているので、ママのカッパの背中に色をつけたり、自分のお腹にだって好きなもの描いちゃいます!
「普段はなかなかできないことだから、なおさら楽しいんでしょうね♪」との声が聞こえてきました。
大人も子どもも、感じるままに夢中になって遊んでいました。
★絵具が苦手だったのに!?
絵の具が大好きな妹と、絵具が苦手なお兄ちゃん。
どうなるかなぁ〜と見守っていると、、、
傘を青色で塗ることを選んだお兄ちゃんは、他の色には目もくれず青一色で傘を塗り上げ、渾身の力作ができました!!
「他の色は使わない」ということに妥協がなく、絵の具が本当に苦手だったの!?と親御さん含めてみんなが疑うほどの集中ぶりで、傘2つを雨と同じ色に塗り尽くして完成!!
「(青い傘だと)雨の中でも、雨に隠れて(傘が)見えなくなるね〜」
と嬉しそうに言った笑顔が印象的でした。そして、この発想が素敵ですよね!
子どもたちの発想はいつも心をくすぐり、時に大人が思いつきもしなかったわくわくする世界に誘ってくれることを改めて感じました。
そして、、、一見”苦手”だったことも、条件状況、環境などによって変化したりするものなんですね。
だからこそ、子どもたちには様々な人、環境の中で豊かな体験をたくさんさせてあげたいなと、深く感じた瞬間でした。
★心の向くままに・・・
絵の具を始めて少しすると、絵の具が手につくことが少し苦手な様子の子がでてきました。
その子は、絵の具エリアから離れて、大好きな水遊びができそうなホースを発見し、自分で好きな遊びを選びました。
これだって、asobi基地ではOKなんです!
自分の好きなものを知っているって、素晴らしいことですから!
水遊びエリアでは、ホースがからちょろちょろ出るお水や、近くにあったハンガーで遊ぶ子どもたちの姿が。
好奇心の赴くままに…を見守ると、ハンガーを近くにあった枝に引っ掛ける遊びを発見!
「最近洗濯物干しがブームで、、」と笑うママを横目に、1個2個と、雑巾を干したハンガーが枝にかけ、とっても得意げな様子。
瞬時に遊びを見つける子どもたちはやっぱり遊びの天才!
本当によく大人を見ているんですね。
他にも、「手が汚れるのが嫌なら、シールを貼ろう♪」と誘うと、夢中になって傘に色とりどりのシールを貼るのを楽しんでいる子もいました。
★こどもの発想力って、どこからくるの?!
が、こどもたちの遊びはここで終わりではありませんでした。
次の瞬間、周りにいた大人たちは度肝を抜かれました!!!
見つけてきた洗濯バサミを傘の淵に装飾し始めたではありませんか!!!
「そうきたかー!」なんとまぁ奇想天外な発想で、大人たちが唸るほど。
とてもカラフルで、他にはない魅力的な傘が完成しました♡
「今はこの時間だから、これをやらなければいけない」
そう大人は、やるべきことのラインを引いてしまいがち。
生活の中では確かにそういうこともあるかもしれませんが、”あそび”にはそれはないと思っています。
「〇〇をやる。」ではなく、 ”やりたい!” ”楽しい♪” が尊重される居場所づくりをこれからも大切にしたいと感じたのでした。
★世界初!? 雨の日コレクション♪
さて!アートを楽しむワークショップだけに留まることなく、メインイベントはもう1つ!
「作った傘を持って、モデルになってランウェイをウォーキング」!!
雨の日ファッションの聖地はここから始まる?! と思うほど、みんなの渾身の力作は息を呑むほどユニークで、可愛らしくて、個性に溢れていました。
トップバッターを飾ってくれたのは、本日の絵の具を協賛でご提供してくださった「ぺんてる」のうっちーさんこと、内田さん!
ランウェイを歩くと・・・・気分はアメコレモデル♪
90年代のノリノリのBGMを背中に、かっこよく楽しそうに闊歩する大人を見る子どもたちの目は釘付けに!
憧れとわくわくとドキドキが子どもたちの眼差しから溢れていて、まるで何かのヒーローがそこを通り過ぎたような雰囲気に包まれていました。
ランウェイを歩く子どもたちは、少し恥ずかしいけど、やっぱり誇らしげ。
恥ずかしくて下を向く子もいたし、泣いてたのに泣き止んで歩く子もいました。
お友達が歩くのをみて『かっこいい〜』という眼差しを向けてる子、渾身の力作を見てもらい、ここ1番の笑顔を見せる親子。
どんな子でも、そこにいた大人全員でまるごと受け入れ、拍手を送りました。
自作の作品を身にまとい、生まれて初めて歩くランウェイは、こそばゆくも嬉しい思い出になってくれていたら私たちも嬉しいです。
最後の感想タイムに、あるお母さんから、
「普段は比較的控え目な子どもが、ファッションショーの時だけは、堂々と胸を張って、自慢気に、そして誇らしげに歩いていました。またそれが本当に楽しそうだったから、親としては、そのたくましい子どもの成長に、つい〝うるっ〟ときてしまった」
という言葉をいただき、キャストも胸がジーンとしました。
★イベントあとの、後日談…
ある男の子のお母さんより、
「 作った傘をとっても気に入っている様子で、当日は留守番の父に自慢したり解説したりしていました!” おへや ”と言ってテントのようにして床に置いて中に入って内側から模様を見て楽しんだりしています。そんな姿も嬉しいです。」
と、とても微笑ましいエピソードをいただき、キャスト一同感無量でした。
思い出すだけで、あったかい余韻に浸れる愛おしい時間を共に過ごさせていただき、ありがとうございました!
asobi基地は、
「大人が目配り気配りしながらも、無邪気に楽しんでる空気がとっても心地よかった」
と言っていただく感想のような、大人も子どもも居心地いい居場所を目指して、これからも無邪気に遊びを楽しめる場を提案していきます。
また、皆さんと遊べる日を心待ちにしています♪
雨の日も、思いっきり楽しんでくださいね!
文責: asobi基地キャスト 緋登美
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