「オトナ」と「わんだふる」黒幕でつながる二つのプリキュア
↑これの続きです。
今後の展開を想像します。
こちらは仮説①ですぞ。
29話で遂にきた「明確な敵意を持つもの」しかもその怒りの理由は人間の営みに起因していました。
おーいどうなる わんだふるぷりきゅあ!
30話の予告を観るに、おそらく次かその次
「フレンドリベラーレ」と「アミティルミエール」を超える「更に強い浄化技」をプリキュアは手に入れますね。
まあ、じゃないと話が進まないですもんね。
でもやっぱりガオウには通じないと思います。
ガオウの怒りは復讐が済んで初めて収まります。
それがたとえ「強化版」でも生半可な精神攻撃など通用するはずがありません。
復讐か、翻意に至るほど人間の姿勢に納得しない限りは浄化を受け入れることはないでしょう。
では、戦闘か?
戦闘でガオウをねじ伏せるのか?
これは従来のプリキュアへの回帰を意味しますが、どうもそうなるとも思えません。
ニャミーを除くプリキュアたちに戦意が全く無いからです。
……どうしましょう?
僕は2つ仮説を立てています。
仮説①
それでもこのままがんばる。
いや
受け入れんって言ってるじゃん。
大丈夫です突破口はあるんです。
その為にまず今作の黒幕を明らかにする必要があります。
すぐ言っちゃいます。ずばり人間です。
ガオウじゃありません。
そもそもガオウは何の化身であるか。
それは人間の営みに巻き込まれて絶滅させられたニホンオオカミ(と、そのほか様々な動物たち)です。
その怒りの根底は、人間に絶滅させられた事にあります。
元凶=人間。
しかも、人間がガオウにした事はそれだけではありません。
ガオウが眠っていた神社を見てください。
苔むし荒れ果て、長い間人の手が入っていないように見えます。
これが何を意味するか?
風化です。
いつしか人間は自分で絶滅させたニホンオオカミを祀ることも忘れ、それでも動物と仲良くアニマルタウンなんてやっているのです。
その起こりがどうであれ、ガオウにとって現在のアニマルタウンは
人間が自分の加害の歴史にメッキをかけて罪を忘れた上に立っている傲慢の結晶です。
例え別の形で祀っていたとしても、あの荒れた社にいるガオウには届きません。
これではプリキュアが何を言おうとガオウには響きません。
なにが「あなたの声をきかせて」だ。
なにが「怖くない」だ。
お前らにそんな言葉を使う資格は無い。
そんな心境だと思います。
それなのに「全ての人間代表」をあの2人と2匹に負わせるには重すぎます。
というより、無責任です。
プリキュアだけではとても手に負えない。
人間みんながガオウの怒りを受け止めて、自分たちが何をしているかと向き合うより他ありません。
ガオウが翻意に至るほどの納得。
浄化を受け入れるほどの納得は、人間がそこまでできてギリギリ合格範囲でしょう。
……ん?
……んん??
そんな展開、最近もプリキュアで観ましたね。
うん、観た観た。
オトナプリキュアで。
環境問題に真面目に取り組まない人間に業を煮やし、その営みを無理矢理止めようとした「ベル」。
プリキュアが束になってもベルに敵わない様子を見て、街の大人たちは「頑張れ!」と声援を送る。
しかし、そんな大人達に対しかつての敵幹部で現サラリーマンのブンビーは叫ぶ。
「この子達はもうずっと頑張ってきた。今度はあんた達が頑張る番じゃないのか」
発破を受けた大人達はようやく自覚を取り戻し、少しずつ問題と向き合う。
大人が主体的に解決しなきゃいけない事までプリキュアに頼るんじゃねえ。
というメッセージを込めた物語だと僕は受け止めています。
そしてこのオトナプリキュア、メインの脚本がわんだふるぷりきゅあ!と同じ方なんですね。
そういう理由もあり、この仮説あながち間違っていないんじゃないか?と僕は思っています。
全然違っても面白いけどね。
わんだふるぷりきゅあ!とオトナプリキュアで重なる構図。
プリキュアだけの戦いにしない。
そんな展開になるのでは?
という仮説でした。
※余談
(オトナプリキュアのメッセージですが、これは視聴者に向けて発したものではないと捉えます。このメッセージならそもそも作る必要が無いですから。
となると誰へのメッセージなのか?
オトナプリキュアを企画した大人です)
やばい!長くなっちゃった!
読んでくれたの?マジか!大感謝!
仮説②も宜しければ!
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