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カラーボールであそぼう!④入れる出すを楽しむ

保育園の1~2歳児クラスで遊べるカーラーボールあそびをご紹介しています。前回は段ボールの穴にカラーボールを入れるあそびを紹介しました。
今回はカラーボールと牛乳パックを組み合わせてあそんでみましょう。

「カラーボールを牛乳パックに入れたり出したりする」

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注ぎ口の三角の部分を切り取った牛乳パックを用意します。前回のダンボールの穴にカラーボールを入れるあそびに飽きた子に渡してみてください。大人も牛乳パックを持ち中にカラーボールを入れて見せます。ボールのサイズによりますが、4つ入れるとちょうどいっぱいになります。このぴったりになる感覚は1~2歳の子ども達にとってとても心地良いものなのです。

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4つ入れた後は牛乳パックを傾けカラーボールを出します。コロコロとボールが転がりだす様子はまるで飲み物がこぼれているようです。その転がり出る感覚が楽しくて子ども達は何度もこの動きをやります。大人はもう一つの牛乳パックを出し、「ジュースください」と言ってみてください。すると子ども達は大人が持つ牛乳パックにカラーボールを注いでくれます。

勢いよく牛乳パックを傾けボールが外に飛び出してしまう子、慎重に傾けそっと一つ残らず入れる子など様々です。牛乳パックをどれくらい傾けるのか?どれくらいの距離からボールを入れたらいいのか?子どもたちなりに考えているようです。そっと傾けて全部入いると満足そうな表情を浮かべる子もいます。

「左右にボールを入れ替える」

牛乳パックを2つ子ども達に渡してみてください。そして牛乳パックを左右の手に持ち、ボールを左右に交互に入れ替えて見せます。牛乳パックを傾ける角度やボールが転がるスピードを感覚で体得した子はボールをこぼさず左右に入れ替えます。何度も真剣な表情でやります。ボールがぞろぞろと移動していく感覚、自分の手でボールをコントロールできる達成感や満足感を味わっているようでした。

「牛乳パックを振って音を楽しむ」

牛乳パックの中にカラーボールを1~2個入れて上下に振ってみましょう。カタカタと音がします。1~2歳の子どもの力だと飛び出すことはそうそうありません。中に入っているカラーボールが1個と2個では音が違います。手に伝わってくる振動も違います。その音の違いを感じてみてくださいね。子ども達みんながそれに興味を示すわけではありません。0~2歳ぐらいの子ども達の感覚はとても敏感で大人が見過ごしてしまうことに興味を示し、それを味わっていることがあります。それに気づき、見守る、寄り添う大人がいることが安心感や信頼関係に繋がっていきます。

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