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【4泊目】100泊で完成する民泊

どうもこんにちは😃
あそべるごでぃふーぞ編集長の鈴木です。
前回小説風に書き出したからなのかただただ暇なタイミングだったのか
いつもより「スキ」を多く頂きました!
一人でも読んでくれる人がいると思うと嬉しくてやめられない笑

「今回は4泊目。生まれたばかりの薄緑色のセミが土の中で数年間愛用していたウォールナットカラーの全身タイツに別れを告げているさなか、東京から付き合いたてのカップルが遊びにきた。彼らもこの夏、ここ熊本県阿蘇郡高森町で一皮むけて一人前の大人になるのだろうか。」などと小説家風の書き出しに味をしめている。文章を書いているとサラリーマンだった頃を思い出す。営業後にセールスフォースという社内の掲示板サイトのようなものに結果を記入するのだが、年が近い先輩にに何度も「独特な文章書くなよ。部長も読むんだぞ。」と書き方で怒られた。本来箇条書きで簡潔に書くのが基本だったが何もわからず気持ちを入れ込んだ文章を書いていたのだ。意外にも部長は「読み入っちゃうよ。」と笑いながら言ってくれたことにびっくりした記憶がある。その頃の私はまだ社会人という常識の全身タイツを身に纏っていたのかもしれない。

第1章 ペンキ塗り

 冒頭からあまり大きく言うことじゃないがこのカップルが来たのは数ヶ月前で人は常に前に向かって歩みを止めることはない。ファストアンドフィリアスで有名な二台の車がsee you againするシーンのように、はたまたミュージシャンの音楽生の違いだったり現実と理想はかけ離れた展開を産むこともある。とにかくこれ以上のことは言えないが人の不幸は蜜のあz..いじってあげる優しさも時には大切なのだ。それを踏まえて振り返って行こう。

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 人は中身だ。と言う表現を良く聞くが外見は言うまでもないがという言葉が隠れている。もしくは人は中身だ。が正しい表現だと思う。今回は空き家の内装は後回しにしてまずは外装から綺麗にしていきたいということでペンキ塗り体験を実施した。普段ペンキを塗ることはまずない。まして東京から来た彼らにとって「ペンキ」という言葉すら初めて聞いた単語かもしれない。それにも関わらず塗り始めると楽しくなってスプラトゥり始めた。「無心になる。」と心を清めたお坊さんのように塗る彼氏と「たのすぃ〜!」と無邪気に笑顔を振りまいている彼女がまるでジグゾーパズルのように上手くハマり合っていたように感じた視聴者も多かっただろう。男女の関係というものはそんな簡単なものではないのだろうか。たまたまスクショした画像を上に添付したが白色のペンキを塗りながら「なんか出てきそうじゃない?」おいしそっw」には何か深い意味でもあったのだろうか。


第二章 高千穂峡

宮崎県の東に位置する高千穂に訪れた。もしかすると西なのかもしれない。というのも基本的に地図を見て右か左かで判断する私にとって東か西かなど無論興味のないことだ。ちなみに右か左かでいうと左の方に位置している。九州の方なら一度は聞いたことがあるだろうここ高千穂峡は天照大神が逃げ隠れしていた洞穴があったりエメラルドグリーン色の神秘的な川でボートに乗ることができ人気がある観光地だ。

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この日は運が悪く前日が大雨でエメラルドグリーンの川は拝めなかった。泥が入り混じった茶色の水は反射するジグゾーパズルを歪ませて捉えていた。未来とは分からないものだ。ブラジルで羽ばたいた蝶が影響しているのかもしれない。散歩を終えたカップルはご当地のサイダーとビールを堪能した。他にもヤマメの塩焼きや、お団子、流しそうめんなど風情あふれる高千穂を満喫したのだった。泥が入り混じった濁流は私たちの帰りを待っていたかのように静かに本来のエメラルドの輝きを取り戻していった。


第三章 囲炉裏で炭火焼

 地方の魅力を伝える時にどうしても東京と比較してしまう人は多いのではないだろうか。正確な数は分からないがマリーゴールドをひまわりだと思い込んでる人と同じくらいだろう。田舎といえば、時間の進み方が違う。運転中に目の前にのろのろとトラクターが道を塞いだり、レジ待ちしてる時におばあちゃんがレジの人と立ち話をしていたり、東京にいた頃の私だったら「目の前のトラクター遅過ぎて猿まで退化したから草生える。」とツイートしていただろう。自然の香りを実感したりスローライフ好きには堪らない価値を堪能できる場所だ。人生のうちのたったの数分間を待てなくなっていた自分が怖い。今の私なら確実にツイートせずにぶん殴りにいく行動力を身につけている。

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そんな田舎を堪能できる場所がここ「らくだ山」だ。目の前の炭火で地鶏をやいてホクホクのご飯と合わせて食べる。最後には新鮮な卵をニンニク醤油で溶いたで卵かけご飯を食べると全てが満たされる至福のひとときを味わうことができる。目をつぶって読んでほしい。燃え尽きることを知らない炎がパチパチと音を立てている。目を瞑ると新鮮な栗の香りが漂う店内で、選ばれしもののみが下げることができるゴールデンレバーを下げると盛り付けられる厳選された栗のモンブランパフェがあなたの舌の上でトロける。と最近オープンした自由が丘のモンブランパフェ専門店に行きたいあまり、かなり引っ張られた喩えになったが田舎の魅力が詰まった時間を楽しめる高森の魅力のお店だ。赤く燃え上がった炭が音を立て食事の終わりと共に少しずつ火力を弱めていくのであった。静まり返っていく炎は何か彼らに伝えたいことがあるかのように絶えずパチパチと音を鳴らしたのであった。


第四章 最後の朝食

100泊で完成する民泊では宿泊者に自由に過ごしてもらう。もちろん朝ごはんも何を作っても良いのだ。小鳥のさえずりで目を覚ました二人は夏の風に当たりながらウッドデッキでブレイクファスト...おっと。ブレックファーストの定番、ベーコンエッグをパンに挟み、二人の時間を楽しんだ。

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私はこんな安い食事を食べていて感じることがある。どんな高級料理店に行こうが仲の良い友人や家族と食べる朝食の方が幸せだと感じる。「行ってきます。」と小学校から高校生まで毎日言っていた言葉をここ数年言うことができなくなっている。これに気がついた瞬間、文章では伝えきれないほど、どばっと込み上げて来るものはゲロではないことを理解した。普通に高級料理店に行く方がやっぱ幸せかもしれない。美味いもん。#ゴミくずと繋がりたい#美男美女と繋がりたい。



最終章 別れの時

別れとは始まりを意味する。これは有名な人が誰か言ってると思う。彼らにとってあそべるごの旅はここで終わりを迎えた。それと同時に私はまた4泊目に向けたスタート地点に立つ。そして彼らにとっても将来を見据えたスタートになる、はずだった。

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あの有名なシェイクスピアですら驚くような展開を宇多田ヒカルが述べている。それはさておき驚きとは恐怖と紙一重である。そして恐怖というのは興奮とも紙一重である。彼らの記事をこうやって書いていくことで私なりに恐怖を感じている。友達としてクラウドファンディングに2万円も出資してくれたり、大学の授業の出席を毎日代わりにやってくれたり、感謝しても足りないくらい大事な友人だ。そんな彼の触れられたくない黒歴史を取り上げ記事にしているのだからもしかすると嫌われる可能性もある。しかしその恐怖の裏側でざわめくワクワク感がこの記事を書かせている。正直なところ二人の人間関係には興味がないが、私が運営する100泊で完成する民泊に出演したカップルとして生き残り続けることで今後お互いに新しい運命の人ができた時にこの動画を見てなんともいえない感情になるのを想像するだけでご飯が進みそうだ。他人の不幸は蜜の味。いやそれ以上に甘く、時には苦くいろいろな味が楽しめる虹の味なのかな。


すみません。まじでごめん。ほんとごめん。気がついたらこんな書いてた。悪気はないから友達でいてください。

それでは投稿します。

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