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忍び寄る現役引退の日

巨人の上原浩治投手(44)が20日、東京・千代田区のホテルニューオータニで記者会見し、現役引退を表明した。

スポーツ選手の引退ニュースを聞く度、センチメンタルな気分になる。ここ数年は同世代のスポーツ選手が次々に引退を発表していて、「やっぱりか」と「もう少し見たかったな」という狭間で気持ちが揺れ動く。

それに比べて自分はどうだろう。ここ数年加齢の影響で涙腺は弱くなってきたものの、何かをやり遂げた者しか流せない涙がこぼれ落ちる気配は一切ない。一切だ。

出るものと言えば、自身のやわなバットが溢れ出す汁と言いたいところだが、その汁も勢いが落ちてきた。具体的には汁が出ようとしてこない。もっと言えば汁のモチベーションが低い。

未だにFANZAで新作をチェックするし、VRのゴーグルも購入して”あっち”の世界にも行くようにもなった。がしかし、あからさまにペースダウンしてしまっている。

ペースが落ちるのは当然で、中2の頃のハイペースが今も保てないのは納得だ。問題はそこまでの想いがこみ上げてこないこと。女優の顔面偏差値はアイドルや女優に引けを取らないクオリティだし、モザイクは薄くなった。脚本もVHS時代とは比較にならない程に向上し、抜かない理由なんてどこにもない。

サッカーで例えるなら、GKなしでPKを蹴れるという状況に近い。「外すことが難しい」・・・そんな作品目白押しになっている。しかし、それでも自身に勢いがない。

となると頭に浮かぶのは引退の二文字。

正直に申し上げると、今年に入ってからもFANZAで課金そのものはしている。夢乃あいか、桃乃木かな、天使もえら作品は全て網羅済みだ。それでも、昔のように仕事帰りの一発寝る前の一発予定ない休日の一発によるイカ臭さが部屋を充満することはない。それは単純に映画を見るように作品を楽しむことが増え、出すかどうかは別問題というフェーズに移行したことが大きく影響している。

このことを親しい友人にカミングアウトしたところ『最近AV見てないし、今の女優1人も分からねえよ笑』と呆れられた。その失笑は『え?お前まだAV楽しんでるの?』という笑いである。

やはり現役引退の日は近いのだろうか。引退したら何をしよう?ストリップ劇場に足を運んで外人のダンサー相手にチップでも渡すのか?もしくは除き部屋なんて昭和の名残を楽しむのか?その答えは分からない。

ただ、このまま勝負せずに引退だけは避けたいところだ。それは欲ではなく意地だ。ありがたいことに数年前から我が家は鼻セレブという名の柔らかいティッシュが導入されている。若い頃のような雑な処理はゴメンだ。鼻セレブからペニセレブへ。もう少しだけ悪あがきして派手に飛ばして終わらせよう。

終わり。

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