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根津美術館で書の名品と出会う。『よめないけど、いいね!』展

本日は、根津美術館へ。画家のS君とばったり会う。LINE交換を出来て嬉し。
時々このnoteを見てくれているとの事。思ってもみなかったので軽く混乱、それもまた嬉し。どんな風に読んでくれているのか、今度感想を聞いてみたいな。

展示は、『よめないけど、いいね!』という、書を扱ったもの。内容を読めなくとも、書は楽しめる。書鑑賞の魅力に、いろいろな角度からスポットを当てていた。

古写経、かなの古筆、墨蹟などテーマ別の展示。私は、墨蹟(=禅僧の書)に最も強く惹かれた。一休宗純、良寛、宗峰妙超、、、筆に一気呵成の勢いがあった。

総合的に、平安時代のかな古筆は流暢な綺麗さを、そして墨蹟は書き手の生き様を重んじているという印象を強く受ける。重んじているというか、自然と現れているというか。書き手と書く作品の間に在るものとは?書き手がそれまでに生きて積んできたものが書に表れるとしたら、なんて素晴らしい表現だろう。書に限ったことではないかもしれないけど。
墨蹟に限って云うと、禅僧が修行をして見えてきた世界、境地が書になっているのだと思う。

場所を越え、時代を越えて今、実物を見ることができるのは尊いこと。行ってよかった。今月21日までです。もしよければ、ぜひ足を運んでみてください。おすすめです。

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