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ノルウェー語を話します!の宣言

ノルウェー語を話すと決めた!

ノルウェーに来て半月、私は
「わからない言語の中で生活する=そこの言語を使えなければ自分にとってストレスでしかない」
という1つの結論に至りました。

当たり前と言えば当たり前なのですが、住んでみると身をもって感じる…というか。生活していく上で言語というツールを持っておくのは大事だなと、改めて思ったという次第です😐

ノルウェーを含む北欧では英語が通じるとわかっているからこそ、何か困ったらいつでも英語で人に尋ねることができるという安心感はあります。
でもせっかくノルウェーにいるのだし、ここにいる1年でノルウェー語を話せるようになる(少なくとも日常生活で困らないようになる)という新しい目標を立て、目標達成に向けて試行錯誤しているところです。

移民が多いおかげで、充実している言語学習の環境

新しい目標を立てたときに、最初はお金を払って語学学校に行こうと思いました。
(ノルウェーのワーキングホリデーの場合は、3ヶ月まで語学学校に通っても良いことになっています。)

でもコロナの影響なのか、語学学校に出向いてみたら閉まっているし😅
オンラインでもいろいろあるようですが、問い合わせようかな〜どうしようかな〜と考えているうちに…

すでにノルウェーに何年も住んでいる方、かつてワーキングホリデーで来た方たちから、どうやってノルウェー語を身につけたか聞く中で、これだ!と思ったのが、Språkkafé(スプロックカフェ)。
言語カフェ、ひたすらノルウェー語を使って過ごす会です。しかも無料!場所によってはコーヒーとか軽食もあります。

Språkkaféの存在はこちらに来る前から知っていたものの、
・どこでどういう形でやっているのか?
・そもそも「言語カフェ」とは何なんだ…?
という感じで、ほとんどイメージできていませんでした。

それでもなぜSpråkkaféに行ってみようと思ったかと言うと、ひたすらノルウェー語で会話をすることで、ノルウェー語のシャワーを浴びられる環境があるから。
(↑「“ノルウェー語のシャワーを浴びる”のが今の私には大事だと思ってる」と言ったら、ノルウェー人の友達に「うん…わかるけどその表現はやめたほうがいい」と真顔で言われました。笑
ごめんよ、日本語にはそういう表現もあるのだよ…あるよね?)

これまではアプリや教科書を使って文法を中心に勉強してきたので、これからはとにかく話す環境が欲しい。
文法は今後も自分で勉強を継続できるし、語学学校に行ってもやはり教科書で勉強することになるし、受講料としてお金がかかるし…お金を払うことは自分にとってモチベーションになるけど、無料で話せる環境があるなら、思う存分活用しよう!という気分になりました。

Språkkaféは、どこもコロナの影響でしばらく閉鎖していたようですが、ちょうど今週あたりから徐々に再開しています。本当にタイミング良い♪
1ヶ所だけでなく、様々な機関で定期的に開催されています。私が教えてもらって知っている範囲では、例えばこんなところ。

Robin Hood Huset(ロビン・フッド・フーセ):
地方自治体や公共団体の支援、公私を問わない寄付などを受けながら、政治的・宗教的に公平で、薬物やアルコールにも関与しない財団が運営している組織。軽食や温かい飲み物を提供しているので、ご飯だけ食べに来ている(もちろんそこで友達をつくったり仕事探しをしたりと、次につながるのですが)移民の方もいます。

公立図書館
市内に分散しており、場所によってSpråkkaféの曜日や時間が決まっています。勉強のための本やCDなども借りられます。

Røde Kors(赤十字の組織):
日本でいう日本赤十字社。移民だけでなく、何らかの中毒や依存症、精神疾患を抱える人たちが社会とつながるための活動を様々に展開しています。現在はコロナの影響でプログラムを減らしているため、Språkkaféはやっていないとのことでした。

Språkkaféが無料で門戸を開いている理由の1つは、移民の多さにあります。
留学や結婚、仕事の都合で世界中からノルウェーに来る人たちはもちろんたくさんいるのですが、自国の政治情勢や経済状況が理由でノルウェーにやってくる人たちもたくさんいます。ビザを申請するためのポータルサイトを見ると、DVや虐待の被害者に対するビザを発給するケースもあるようです。
私のようにワーキングホリデービザを使ってノルウェーに入国するなんて、世界を見渡したら、ただひたすらに恵まれた人。

でも私は幸いワーキングホリデービザという切符を手に入れることができたから、自分が見たい世界、体験したいことを思いっきり追究したいと思っています。そしてまだ何だかはわからないけど、いつかこの経験が何か良いことに還元されていけばいいなという想いを持っています。

実際に私が行ったSpråkkaféには、
ブラジル、ドイツ、イタリア、フランス、ポーランド(とても多い)、ソマリア、アメリカ、スリランカ
といった国からやってきた人たちが参加していました。あと、会話のコーディネーションをしてくれるノルウェー人のボランティアの方が必ず1人いて、会話は基本的にぜ〜んぶノルウェー語。

私はみんながするノルウェー語の会話の20%くらいしか理解していないんじゃないかと思うけど…聞かれたことの意味すらわからなくて「??」な顔を向けるしかなかったりして...
それでも「あなたはここに来て2週間なのによくやってると思うよ!」って褒めてくれて、皆さんやさしい😭  
そしてほぼノルウェー語で話せるようになっているのに、こうしてまだ練習しようとしている向上心が本当にすごい。頑張ります、私も。

ノルウェーにいても実は毎日 日本語もしゃべってる

Språkkaféの他に、ラッキーなことに私がたくさん出会えているのが、ベルゲン大学で日本語を勉強している学生たち。
ちょうど8月の終わりから新しい年度と学期が始まったばかりで、最近日本語の勉強を始めました!という学生から、次の機会に日本への留学を控えています!という学生まで。
日本語を勉強している人たちがたくさんいるんだなぁと、本当にうれしくなります。

学生たちと Langage-exchange-buddy というような感じで、お互いの言語の練習を兼ねてノルウェー語&日本語+英語で話しながら、一緒に出かけたりコーヒーを飲みに行ったりお酒を飲みに行ったり。私の頭の中は毎日言葉がぐちゃぐちゃです!!! まぁ楽しいからOK。
学生たちは20代前半の人が多いけど、ノルウェーでは仕事を経験してから大学に戻る人も多いので、30代後半の人とかも一緒に勉強しています。フラットな関係がつくり出す環境がまた私に対してもウェルカムなあたたかいもので、ありがたい限りです。

それにしても自分が話す日本語はひどいな、と痛感しました😱
主語はすぐ省くし、語順もめちゃくちゃにしてしゃべるし… みんな、日本に留学に行ったらこれが現実だ。許しておくれ。
いやダメか、学生に日本語を教えてる先生に怒られちゃうな。気をつけます💦 

アニメや漫画、歌、日本への旅行、留学。
きっかけはそれぞれだけど、みんな日本が大好きなのが伝わってくる。
ありがとうありがとう、私もノルウェー大好きだよ🥰 ❤️


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