【詩】アドレナリン

忘れたさを押し流した
酔って捨てた
吐き捨てた

産まれてくる子は
さぞかし気持ち悪いでしょう
嫌悪

憐憫と陶酔は思春期のもの
まだ持ってる私は
さぞかし気持ち悪いでしょう

踊るなら深夜
忘れたいのに捨てられない

好きなんだよ
今の自分が
自己肯定感と引き換えに
頂けるのは
大人の階段

捨てるなら今
何十年
子供部屋中年になりますか?

ノルアドレナリンはいない
今だけ。今だけ
興奮があれば愛せるから
「」

目が覚めたら、死
ほら元通り
空気が抜けたみたいに
落ち着いた自分が私だから
なんて
ほら、戻れない

美しい幻想と恍惚は
いつか手のひらの中に戻ってきてくれるかしら

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