【詩】覚悟

流れ星になりたかった 星になりたかった
どこまでも落ちていけるなんて思ってない、けど
そこに墜落したかった
どこにも行く当てもない軌道
追放された僕らの自尊心は
傾いた地面に縋りついた
 
どうせ降りるなら捨ててけよ
私が拾ってやるからさ
泣いて喚けば許されるなんて
そんな甘っちょろいことないわけで
ここに残る、と足を瓦礫の山に突き刺して
耐えてた君は何処ヘ逝った?
 
目をきつく瞑ってまた開けて。
あなたにもお前にも負けないなんて
そんなこと言えたらいいのだけれど
敵わない、届かない、どうにもならない。
天上
天井
 
寝床はボロの切れ端
どろどろを煮込んでる腹の底
突き破って 産まれ直しはできますか?
落とされるまで足掻け
泣くぐらいなら消えろ
 
窓の奥、光輝く安心地帯どもよ 「特権」を知れ、今に
見上げるのは
天井
天上

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