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地域力創造アドバイザーが教える、学びの広場④|自分のコミュニティを作ろう

みなさん、こんにちは。AsMamaの金澤です。

今回は、前回に引き続き、「学びの広場」でお話している内容をご紹介したいと思います。

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広島のまちづくりコミュニティ「マリモコネクト」を中心に行っている学びの広場は、「シェア・コンシェルジュのみなさんが“やりたいこと”を形にして、多くの方に届き、長期的に継続できるようになるため、自信を持つこと」を大切にしています。

第4回目は、「自分のコミュニティを作ろう」というお話をしました。

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ルールはなぜあるの?

世の中には地域のコミュニティより大きな社会、国などもっと大きな共同体もあります。そういう共同体にも「同じ国に住んでいる」などのアイデンティティはありますが、それ以上にルール(法律など)で社会の秩序を保っています。

社会には多様な考えの人たちがたくさんいて、それぞれに意見や利害関係があわないこともあり、社会やグループ内での価値観にそって、「みんなが守らなければならないこと」を決める必要があります。
それがなければ、自分と意見の合わない人たちとうまくやっていくことは難しいです。

ルールは、利害関係者の数が増えるごとに複雑になります。
一番複雑なのは法律です。官僚がこれまでの法律と矛盾しないように一言一句確認しながら原案を作り、選挙で選んだ国会議員が議論して決めて、役所や警察などでそれが守られるように運用されます。
逆に、業界団体などが自主規制をしっかり守っていて、問題が起きない分野ではわざわざ法律が作られることはありません。

異なる人が多く参加すると複雑なルールが必要になるのですが、逆に言うとそもそも揉め事があまり発生しなければルールはさほど必要ない状態になるのです。

関わる人が多くなればなるほど、複雑なルールが必要

広げる力

この学びの場の最初の方では、コミュニティを広げていくためのお話をしました。
しかし、広げれば広げるほど、このルールの問題が出てきて、複雑な運用になっていくのです。色々な考え方の人たちが入ってくると「地域を大切にしたい」という大枠では一致できても、その方法や理想とする姿は少しずつ違いがあるので、調整が必要になります。

でも、コミュニティにおいてこの問題は、コミュニティを広げるか、ルールを作ったり調整をしたりしなくてもよいようにするか、という二択ではないのです。
どちらもそれぞれに作ることができるのです。

狭める力

地域全体で協同して繋がっていくことも大切です。一方で素早く、やりたいときにやれる体制も重要です。
その両方を実現するために、皆で顔をあわせることと、仲良く調整の手間の少ない小グループがたくさんあることの両方が必要なのです。

だから、地域で広くつながるだけではなく、小さな気の合うグループを作ることも同じくらい大切なのです。そういう小グループはやりたいことがあれば、まずは気の合う友達を誘って1回だけでもやってみれば始めることができます。

みんなが好きなことを仲良い仲間とやるけれど、それぞれの活動をしている人たちと、「地域を大切にしたい」という気持ちで繋がっている。
地域づくりには、広げる力と狭める力の両方を持つことが大切です。


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