独立リーグの魅力の伝え方について、なけなしの脳みそで考えてみた話
#独立リーグたまらん
最近Twitterにて「#独立リーグたまらん」なるハッシュタグが流れており、熱心な独立リーグファンが自身の体験談や、様々な意見を書いております。
私もチラリとTwitterに体験談を書いたことがあります。こちらのnoteをよく読まれている方にはお馴染みとなりました、BCリーグの沼に落ちたキッカケの話についてですね。
沼に落ちた話とはそれほど関係ないかもですが(ないのかよ)(いや多少はあるのか?)、件のハッシュタグを見つつ、ふと思ったのが「独立リーグの魅力を周りにどう伝えていけば良いだろう」ということ。
正直、今考えても明確な答えは出ていません。むしろ正解なんてないのかもしれないです。
それでも、なけなしの脳みそで考えたことをとりあえずnoteに書いておこうという覚書のようなものだと思って読んでいただけたら幸いです。
「現地に行けば分かる」
私もよく使っていた言葉なのですけど、独立リーグの魅力を伝えるときに時折見られるワードがこの「現地に行けば分かる」なのです。
説明の放棄ではないか、と言う人も過去に見たことがありますが、適当に言っているわけではなく、私は元々NPBしか詳細を見ていなかった身で、ふとしたキッカケでBCリーグを見るようになって、そこで「プロ野球」の定義が良い意味でぶっ壊れたのです。
(詳細は先ほどのリンク先に書いてありますので割愛)
定義がぶっ壊れるだなんて、現地に行かないと体験できません。言葉だけ聞いても「はて?」ってなるだけです。そんな経験をしている自分からしたら「現地に行けば(なぜ定義がぶっ壊れてしまったか)分かる!」としか言えないのです。
そして、そのワードに対してよく返されるのが「現地行くまでが大変なんだよ!!」なのです。
めっちゃわかる。
私だって沼に入る以前までは「石川県とかどうやって行くんだよ」とか思っていたので。
いやあなた親戚に富山出身いるし昔は割と北陸方面に寄っていたでしょうよ、と当時の自分にツッコミを入れたくなります。笑
独立リーグは所謂「地方球場」をホームグラウンドとして使う関係上、駅から球場へのアクセスがなかなかに大変なところも存在するので、交通手段を調べてそっと閉じする…なんて人もいたりするのです。
もちろん中には好アクセスな球場もあるので、まずはそのあたりをオススメして、敷居は案外高くないよ…!って「思わせておく」ことも必要なのかなって思います。
もしオススメする側にとって推しチームではなくても、そこからどこの沼に落ちるかは分かりませんから、まずは手頃なところからお見せして、だんだんとコアな場所を見せていくのもアリだとは思います。
なんだかんだ、オタクの悲しい性なのか「行ってしまえば何も怖くない」って思ってしまう人もいまして(私がその類です)、そういう人には効果的だとは思います。
「現地に行けば分かる」が使いにくいご時世
そんな私もよく使っていた「現地に行けば分かる」という宣伝文句。2019年までだったらある程度使えていたかもしれません。
しかし、今のご時世…その言葉すら地雷だと思う人もいる訳で、ちょっとだけ使いにくいかな…と感じてきたのです。
2019年までなら「現地に行けば分かる!」と言うと「現地に行くまでが大変なんだよ!」という返しから、2020年から現在だと「そもそも現地に行けないのですが???」という返しに変わった感じ。
そんな奴らなんか気にするな! SNSは自由に言ってナンボだ!! と申す方もいますが、私がまさに「しばらくの間、現地に行きたくても行けない立場」になっていたから、余計にその言葉が使いづらいなと感じるのです。
「お前より苦しい立場にいる人もいるぞ!」なんて言われそうですけど、それを言い出したらキリがないので、今回は不問でお願いしたい。
私の周りでも同じような、似たような立場の人っていたりして、自身の現場のために現地観戦を減らすorゼロにして我慢している人もいますので、そういう人たちの苦悩もある程度理解している故に「独立リーグの魅力は現地に行けば分かるぞ!」なんて言葉は、今の私は思っていても使う資格がないなと感じるのです。
だからこれは、あくまで私個人の感覚であって、別にそんなこと気にしないでこれからもそのワードを使っても問題はないかと思います。
沼への入水直前までをサポートするスタイル
時代とともに宣伝の仕方を考え直そうと思ってきた中、ふと私が考えたのは「沼に入る入らないは個人の自由だけど、とりあえず入り口までサポートして、自然と沼に落ちるのを物陰から見守る」というスタイルです。
終盤の文とか若干サイコみがありますね…。笑
例を挙げますと、私の知人にスポーツエンターテインメントに熱心なお方がおりまして…マスコットやチアガールのパフォーマンスや演出などを細かく見ておられる、私にとっては視野と行動範囲の広い凄い方がいらっしゃるのです。
その方は元々以前から独立リーグもたまに観戦はされておりましたが、せっかくならもっと観ていただきたいなーなんて心の底から思っておりました。
そんな中、BCリーグの埼玉武蔵ヒートベアーズが新たなチアパフォーマンスチーム「B girls」を今季から始動するというお話が舞い込んできました。
私「これは早いとこオススメしておいたら絶対にハマるよな?(暗黒微笑)」
こうなると私はしつこいくらいに(ほんとすいませんでした←)宣伝をしました。
機会さえできれば一度は観ていただけるだろう、と思いましたし、加えて埼玉武蔵の応援スタイルやチームの雰囲気などを見ると「たぶんだけど、ハートに刺さるのではないかな?」という謎の勘が発動。これはたぶん相手の人となりをある程度理解していないと発動しないかと思います。
もちろんこのご時世でなかなか行けないかもしれないので、とにかくまずは「こういうのあるよ!」から始めて、行けそうな雰囲気になってきたら「この選手とかこのチアとか!」って畳み掛けるように宣伝を繰り返しました。
ここまでくるとマッチングアプリのようにいろんなオススメを紹介していますね。笑
でも、このご時世になる以前から友達に何かしらをダイレクトマーケティングするときに「(ハートに刺さるものばかり見せてくるから)婚活アプリみたい」と言われたことがあります。
(一応言っとくと、私は普通に宣伝しているだけです…)
結果ですか?
見事に沼に落ちていました。やったぜ!
いろんな巡り合わせがあり現地観戦が実現し、そこからあれよあれよと…ありがたいことにいろんな写真を撮ってくださっております。
本当にありがとうございます…!(完全なる私信)
このように「ただ闇雲に"行ってくれ"とお願いする」という宣伝方法をやめて、
「いつか現地に行けるようになる時期が来るまで、まずは沼の近くまではそっとご案内をしておこう(暗黒微笑)」
という、やっぱり文に若干サイコみが感じられる方法に変わってきておりました。笑
(伝える相手が)投手好きであれば、ちょっと変わったフォームで投げる選手がいるチームを。
マスコット好きであれば、ネタに事欠かないマスコットがいるチームを。
応援好きであれば、応援団が個性的かつ結束力の高いチームを。
上記はあくまで一例ですが、どんな内容でも良いので「誰かの性癖に刺され!」という思いでいろんな魅力を発信しておきたいところです。
去年と比べれば、現地観戦はある程度ですが気軽さが戻ってきたかもしれません。それでもやっぱり行きづらい、あともうちょっと我慢した方が良い、いろんな理由で「行かない選択肢」を取った人がいるかと思います。
その人に「現地に行けば分かる」という言葉そのものを投げかけるなんてナンセンスかなと感じるようになり、地道ではあるけど沼に入るまでのキッカケだけでも作っておくのです。
「あ、そういえば、この人が独立リーグについてこういうことを言っていたな…ちょっと寄ってみるか」となってくれたら成功です。そしてしれーっとハマってくれれば大成功です。笑
「現地に行けば分かる」というスタンス自体は正直そんなに変わっていません。何度でも書きますが、私自身が現地に行ったことで見る目が変わった人間ですから。
その現地観戦がいつになるかなんてその人と今後のご時世次第だから分からない。そこはもう仕方ない。
でも予備知識はあって損はないし、頭の片隅にパンの焦げ目程度にこびり付かせておけば良いよね〜って形にはなっていっているかなと感じています。
…本当にオチが見当たらない文章で申し訳ないです。
これが正しい形なのかはよく分かっていませんが、独立リーグを宣伝するにあたり、私の中でどうしていくか…と考えておりました。
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