アボンリーへの道　#62

Best Laid Plans もうかる話
あらすじ
騎士を目指すデイビーのいたずらに手を焼いたヘティは、
いいコトを３つすれば騎士になれると言う。
そこでデイビーは、ジャスパーの手伝いに来るのだが
ちょうどその実験で偶然、大発明のキッカケを作ってしまう。
オリビアは、ジャスパーのそっくりさんで従弟ジェレマイアに
事情を話して、事業の手伝いを頼むのだが、
ジェレマイアはとんだ食わせものだった。

コメント
ヒゲ以外はジャスパーとまったく見分けがつかないジェレマイア。
幼い頃に彼に悩まされたジャスパーですが、
ヘティとオリビアに説得されてジェレマイアを許すのです。
ところが……というところが、この話のキモ。
やっぱりね、という感じでしたが
最後のオチは勧善懲悪で楽しかったですね。

この場合、詐欺をはたらくジェレマイアが悪いのか、
あるいは喜んで騙されてしまうアボンリーの人たちが
お人好し過ぎるのかは評価がわかれますが
さすがにオリビアは、記者だけあって
調査しましたね。

おカネが絡むときには、相手の素性を確認するのは当然でしょう。
しかし、身内をもカネをせびりとる連中がいるから
わたしには、ひとごとじゃあなかったなあ。

最後の辺りでジャスパーとジェレマイアが
もみ合いのケンカになって
どっちがどっちかわからなくなっちゃったとき、
オリビアだけが正体を見抜いたのは
ドラマ的でした。

デイビーがどう絡むのかと思ったら、
ああいうふうになるのか、と伏線の張り方に
感心したりもしましたが

ジャスパーは、けっきょく、世に出ないままに
一生を終えそうな雰囲気（汗）
この人、野心があまりないんだよね。
発明さえやってりゃ幸せという人間。
オリビアは苦労していますが
愛が彼女を支えているのでした。

ジャスパーといるとブラック企業より
大変だろうなと思うんだが
人は環境さえ整えば
幸せなのでしょうねえ。

#テレビドラマ感想文 #アボンリーへの道