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パンツがねじれてみっともない

靴を履くと母趾関節の辺りが靴に当たって痛くて歩けない
夏はサンダルで冬はUGGのようなソフトなブーツしか利用できない
それでも歩けるので何とかなると思っていたが歩き始めて3分~4分するとなぜかパンツの右側だけ膝から下(裾)の辺りまで外側に捻じれてゆく
みっともなくて歩くのが恥ずかしいと思い整形外科に行くと治療はないがリハビリに通えは歩き方を変えることが出来るので良くなると言われ理学療法士の先生に診てもらっているが何も変わらないと相談に来店

公式な外出の場合は足の趾にサージカルテープを巻き靴に直接あたらぬようにガードして靴は鞄に入れて持って出かけ面会場所やホテルに着くとそこで鞄に入れた靴を取り出して履き替える

お出かけの時は毎回趾に一つずつテープを巻いて出かけるので出発まで時間がかかるが、それをやらなければ足が痛くてつらいので仕方ないと言われる

リハビリで受けている訓練通りに足を運ぶがどうしても膝から下側が外側に捻じれパンツの裾がみっともない

理学療法士のトレーニング

足首が股関節の真下に来るように立つ
つま先をまっすぐ前に向けて足を前に出す
体重を前に進める
残った足の母趾球でゆっくり床を蹴る
こうして歩けば大丈夫

このようなトレーニングを受けているが何かが変わるような気がしない
これでは何も変わらないのではないかなぁと思うと言われる

足の状態を診てみる

つま先の痛みの状況を確認

2、3趾の趾先が硬くなっていて母趾は前の外側の皮膚が硬くなっている(タコ)

踵の動きを診てみる

踵を真後ろから見ると少し内側に倒れている

もう少し踵が起きているとうまく体重が支えられるのだが、これでは重心が動くたびに踵がより内側に倒れながらつま先に掛かる力が母趾とその横の趾を外側に押しやる動きなる

過回内を理解すると解りやすい

パンツの折り目が外に回ってゆく

右足・右脚を考えると
踵が内側に傾きながら体重を受け取り膝を曲げている時に足首は内側に滑ってゆくように沈んでゆく
これでは踵がまっすぐに体重を受け取ることが出来ず踵の内側に偏った力が掛かり足首が内側に沈んでゆくこの足れの崩れを支えるために母趾の内側つま先近くで足のバランスを支えるように体重を受け取る
このようにして受け取る時に母趾の先は外側に押し出される

外反母趾になる足首周辺の動き

外反母趾を進める動きの要は踵の安定性と言われる、踵が安定して過回内を防ぐ動きができるようになると母趾球に掛かる体重負荷がバランスよくなりつま先を押しつぶす動きが消える

赤い矢印は外反母趾になる動き、青い矢印は防ぐ動き

外反母趾への道!

(赤い矢印)

  • 踵が内側に回り込み足首の関節が廻り落ちる

  • 膝が内側に回り込み体重が掛かる

  • 足の前方が外側に回転する

  • 足の親指に斜め上から指を折るように体重が掛かってくる

これにより外反母趾が進んでゆく

外反母趾の改善の方法は

上の写真の青の矢印の方向へ動くように足元のバランスを改善する
足には外反母趾を元に戻すために機能する筋肉がある

外反母趾を戻すために働く筋肉

足もとのバランス委が整うと図にある母趾外転筋の効果が出やすくなり時間はかかるが母趾の動きが楽になり2趾から小趾までの動きが楽になってくる
このことで母趾を本来の位置に戻す筋肉が活性化され力強くなってくる

パンツがねじれるわけ

リハビリの先生によってさまざまな方法が提唱されているようだが、どれも改善できないと言うことはその方法が何か違うような気がする

単純に考えると上述の「外反母趾になる足首周辺の動き」の写真の赤い矢印の動きをすることでパンツの中で脚が赤い矢印にのように動きその反対方向にパンツがひねられる

しかもこのパンツがスリムタイプであると脚でこすれてひねられてしまう

これは足ののバランスと脚の動きなのでどんな立ち方や足の運び方を気を付けても変わらない
歩行時、走行時に踵のバランスを意識して変えることは不可能なことなのでいくら一生懸命訓練をしてもそれでは変えることはできない
とても重要な事は、足もとのバランスを本来の持つべきバランスに戻すことです


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