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3分で読めるティール組織その1

新しい組織モデルの出現

《はじめに》

目の前の現実と戦っても何も変えることはできない。何かを変えたければ、今あるモデルが時代遅れになるような、新しいモデルを作るべきだ。ーリチャードバックミンスターフラー

・階層的な世界観では、体の指揮を司る脳は1つしかありえない。どのような組織でもトップは1人でなければならないのと同じだ。p11

《現在の組織モデルの限界》

・驚くべき進歩は、どれも一人ぼっちで活動している個人からではなく、組織として共同している複数の人々の取り組みが出発点となっている。p12

・人々が協働する媒体としての組織が機能しなければ、人類はこれだけの進歩を遂げられなかっただろう。p13

・しかしながら現代の組織のあり方が限界に近づいていると感じている人々は多く、組織での生活に幻滅するようになっている。

・「ほとんどの仕事は、情熱を向けるものでも人生の目的でもなく、恐ろしく退屈なもの」

・トップでも底辺でも、組織はエゴを追い求めると言う終わりのない努力をする場になっており、人々は心の奥底に抱いている情熱を十分に発揮できないのだ。p14

《本書の引き金となった問い》

・組織が内部の問題を解決しようとする様々な方法は、状況を好転させるのではなく悪化させることが多いように思われる。

組織が内部の問題を解決しようとする様々な方法は、状況を好転させるのではなく悪化させることが多いように思われる。

・現在の運営方法が限界に達したと感じ、こうした従来の処方箋が、解決ではなく問題の一部であるように思えることも少なくない。

・もっと大胆で革新的な方法が求められている。

・しかしそれは本当に可能なのだろうか?それとも希望的観測なのだろうか?

・人々の可能性をもっと引き出す組織とは、どんな組織だろうか?

・どうすればそんな組織を実現できるのだろう?

・もし方法さえわかれば血の通った組織を作りたいと考える人々は増えている。

・新しいタイプの会社や学校、病院が求められていることを疑う人はそれほどいないだろう。

・必要なのは「何とかできるはずだ」と言う信念と、いくつかの問いに対する具体的な解決策なのだ。

・p15 質問

・必要な事は単に新しい組織についての壮大なビジョンではない。

・いくつもの具体的な問いに対する具体的な答えなのだ。

・現代のビジネスのやり方は、地球の許容範囲を超えてしまった。

・経済的には、限られた経営資源で成長を続けると言うモデルは、必ず壁にぶつかることになっている。

《それは私たちが自分自身の意識を高められるかどうか》
《そしてこの世界との間に新しい関係を築き、この世界に与えてきた損害を癒せるかどうかにかかっている。》


《進化の過程にある組織(第I部)》

・アインシュタインは、「問題は、それが起こったときと同じ意識レベルでは解けない」という有名な言葉を残した。

・おそらく人類は、意識の新たなステージ、新たな世界観に到達して組織を再生する必要がある。

・実は、研究者たちが何故か見逃してきた重要な点が1つある。

・それは人類の意識が新たな段階に移動するたびに、新しい協働のあり方、言い換えれば新たな組織モデルを生み出してきたと言う点である。

・この次の段階に入ると、人は自分のエゴ(利己心)を抑制し、より自分らしく健全な存在になる。

《実証的研究ーパイオニア組織から学べること(第II部)》

《過去が将来への案内役になるのであれば、人類が意識の次の段階へと成長すると、組織モデルもそれに応じて発展するはずである。》

・意識が次のステージまで発達した組織とは、一体どのような形をし、道営されているのだろうこう?
こうした組織の構造、観光、プロセス、文化を詳しく紹介する事は可能になっているのだろうか?

・人類全ての未来を切り開く開拓者として。

《パイオニア組織に共通点はあるのか?》

・一環した新しいモデルを施行するパタンや共通性があるのではないか?

・パイオニア組織は単に刺激を与えてくれるのではなく、もっと活気のある組織を作りたいと熱望している企業にとってのお手本になるのではないかと考えた。

・その答えはもちろん、「その通り」と言うことだ。

・本書はこれから本格化するこの組織モデルを明確かつ固定的に説明することを意図していない。

・この分野でイノベーションを起こし始める企業が増えるほど、社会全体が進化するほど、この組織モデルにも厚みと深みが出てくるはずだ。


《必要な条件(第Ⅲ部)》

・第Ⅲ部では必要な条件について次のような問いに答えていく。

・この新しいモデルが機能するための条件は何か?

・すでにこれをやり遂げたパイオニア組織から何を学べるだろう?

・どこからスタートし、同僚たちをその方向にどう導けばよいだろうか?

・本書は「できる」と言う自信を高めてくれるだろう。
・本書は読者のここからのために寄り添う実践的なハンドブックとなることを祈っている。

世の中の準備はできており、あなたを待っている事は間違いない。

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