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観光地とメディア

著名な旅行メディアが出した記事に朝から突っ込みを入れたくなった。

誰が企画したツアーなのか分かんいけど、書きぶりから、誰かが用意してくれたツアーにこのメディアが参加していると私は読み解いている。DMO(Destination Management/Marketing Organization)として、メディアファム(メディアを招聘してやるFamiliarization Tripのこと)企画する立場としては、見せないところや見せたくないところは普通みせない。新施設がオープンするとして、裏導線みせますか?従業員インタビューとか自由にできますか?うちのファムでもこの自由行動なしは結構少し前まで主流だったし、このサインも貰ってた。責任論にならんように。もし接触した都民がコロナだったらどうすんのよ。

他の例でみてみるとわかりやすと思うだけど、見せないところや見せたくないところは普通みせない。新施設がオープンするとして、裏導線みせますか?従業員インタビューとか自由にできますか?うちのファムでもこの自由行動なしは結構少し前まで主流だった。とはいえ、観光地にきて自由行動なしは、この記事みたいにメディアという旅行者にとって、悪い影響を与えがちなので、特に外国メディアFAM時には、自由時間を作ることは、相手の満足度が高まるので良記事になりやすいから。

この「サイン」も貰ってた。まあこのサインは見せたくないところっていうか、DMOの場合は行政のお金が入っている場合が多いので責任論にならんように。もし接触した都民がコロナだったらどうすんのよ。

という、、「当たり前だろ!」と総突っ込みを入れたかった、という話は別として・・・

翻って、トラベルメディアがこの記事を翻訳した理由、どうしたらもっとメディアコントロールが出来たのかは考えるに値する。

例えば、この話は、「それだけオリンピックのために来た来訪者に対しては、とても警戒しているし、バブルを作って、日本人と接触できないようにしている」ともいえる。人を移動させることにより経済波及効果を求めている私の立場としては、オリンピックを悪者にしてほしくないという想いもある。オリンピックが始まった今でもある「中止論者」に対しては、しっかりやってますよ、そして経済も回してますよって言える。その立証としては、一つの証言として、いいのだと思う。

海外のメディアの露出コントロールという点でいうと、やっぱり日本人の感覚で言う「サポートしてやったのだから、いい記事書けよ」という暗黙の了解はやっぱり海外の人相手には通じないんだろうなって思う。そこは、ハイコンテクストな国日本が自覚をしないといけない点なのだと思う。きちんと説明しよう。自分たちが何を考えてこのような対応をとったのか。ガイドだけに頼るんじゃなくて、ちゃんと誰か主催者が出てきて、日本の現状と世界との違い(どちらがいい悪いでもない)を説明すべきだったんじゃないかな。

と考えてたら、雨が降っていた。あれ、私、最寄り駅に行くまでにめっちゃ濡れてるじゃん。日本の夏はよく雨が降る。台風だったり、夕立だったり。すごい暑いけど、傘の嫌いな私はささないことを選ぶ。そして、気が付く。私、なんで憤ったんだっけ。今日も平和な一日になったらいいな。


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