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足と未病③

最近は股関節の痛みのせいで自分の足を見ることも爪を切ることもできなかったとのこと。
それでも旦那様が頑張って爪を切ってくれます。
巻き爪、肥厚した爪を頑張って切っているご主人様の姿を想像して「よく切った。えらい!」と心の中でつぶやく。

30年前、彼女の足の爪はすでに肥厚していた。
角質もかなり肥厚していたが検査をしたら白癬菌は全くなかったとのこと。確かに異臭はなく感染はしていない。
たぶん、靴の選択と歩き方、乾燥などの原因が絡み合ってこの様な状態になってしまったか?

いつしか足の角質の不快感が増して足をついて歩く事が苦痛になってしまったそうです。

足をつくのが苦痛。足裏の正常な感覚を失ってしまうって苦痛を伴うのか。

私も驚いた言葉でした。

感覚を失う事が不快で苦痛なら足の感覚を取り戻して正常な足の裏を感じてもらおう!

私は爪を切り、足ゆび、足首、足裏の角質を削り
そして、マッサージをしました。

彼女が足の裏をしっかり感じる事ができる様に。

「すごく気持ちがいい」

「他人にこんなに自分の足を労ってもらうなんて。本当は自分が一番労わらなくてはならないのにね。」

彼女は自分を労っていなかったことに気付いたようです。

「確かに、私の股関節が悪くなったのはこの足に原因があると思う。」

彼女がどんどん自分の体に目覚めていくのがわかりました。

続く

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