雨が降ると事故が4倍に…。スリップした前方車両に追突した時の過失割合は? by交通事故弁護士ナビ
こんにちは、ゲリラ豪雨にも負けない株式会社アシロ編集部です。
最近のゲリラ豪雨(短時間集中豪雨)をはじめとする、雨の降り方には異常性を感じますよね。
年々降水量が増えているように感じていましたが、2017年から徐々に降水量が増加しているようです。
(参考:気象庁)※2020年8月24日時点の数値です。
とはいえ、2019年の1,894mmが異常なわけではありません。1938年はでは、2,229.6mmを記録していますし、1941年、1991年でも2,000mmを超えています。
こんなに大雨が降ると、水害などの自然災害以外にも、スリップ事故の発生リスクが高まります。
高速道路上で計測したデータでは、雨天における事故が晴天と比較して4倍になり、事故内容としては接触事故が4割から6割を占めるようになります。
(参考:高速道路株式会社)
前の車両がスリップ事故を起こしたのをよけきれず、追突してしまった場合「スリップした前の車両にすべて非がある!」と思いそうですが、一般的に追突した側にも「十分な車間距離を取っていなかった」と過失が認められるケースがほとんどです。
スリップ事故は双方に過失が認められるケースもありますが、過失割合は主に4つのポイントから検討されます。詳しくは交通事故弁護士ナビをご覧ください。
筆者も、雨の日に運転した際、ハンドルを取られ軽くスリップした経験があります。田舎道でスピードも出していなかったため、事故には至りませんでしたが、かなり怖い体験でした。
これから台風の季節。スリップ事故を起こさないようにするための安全運転に関する知識と万が一の場合に使える「スリップ事故」の知識を備えておきましょう。