♪ 真夜中の懐旧談

作詞・作曲 森晃久

20歳よりちょっと前から、小椋佳に はまりました。
友人が聴かせてくれた「さらば青春」のが最初でした。
当時、職業が銀行員だということで、商業商業していない音楽家ということで 余計に好きになったんだね。

それから、私はアルバムが出るたびにLPレコードを手に入れました。
布施明が歌ってる「シクラメンのかおり」を始めて聴いたとき、「これって小椋佳の作品だ」と分るほど小椋佳の詩や曲を把握(?)してました。

私の曲ですが、時は過ぎ、30歳を越えたころに作った曲です。
「さらば青春」とはいうけれど、やっぱり昔を懐かしむよね。
てなわけで「僕は遠く過ぎ去るものを呼びかける」みたいな私の本音が入ってます。
現在、私は70歳です。あらためて聴き直してみると、なんともイキがった偉そうな内容でちょっと恥ずかしい。
でも、まあ、そのころの勢いで作った曲なので それはそれど若い頃の自分を尊重することにいたしましょう。
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【真夜中の懐旧談】
僕には「さらば青春」と歌える勇気は無い
もう少し昔を ひきずって生きてゆきたい
 ほんの少し 気恥ずかしさを感じながら
 遠く過ぎ去るものを呼びかける

胸にしまいこんでだ感激の瞬間
それを話せる人が
一人 二人 三人ぐらい いればいい
 真夜中の懐旧談
 君はそのひとり 僕は10年前の自分を見てる

これからもカタツムリのはやさでいこう
たどり着いた場所はいつもスタートラインだ

過ぎてきた日と同じ数だけの後悔を
すべて見せてしまえる人が
一人 二人 三人ぐらい いればいい
 夜明け前の懐旧談
 君もそのひとり 僕は10年前の自分を見てる
(IROMBOOK 森晃久のオリジナルソング)

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