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室内転倒の高齢者の切なさが理解できた話

高齢者訪問フットケアを自費サービスで行っています。

湘南あしケア訪問サービス 中西薫です。

高齢者の転倒の多くは、実は室内で起きているのことをご存知でしょうか?

それも住み慣れた自宅です。

転倒して骨折、車椅子の生活になってしまった方が、施設の入居者でも多くいらっしゃいます。

自室が多いそうです。

そんな、転倒事故後のお客様のフットケアをしていると

「失敗した・・・」と、大きな後悔の表情です。

どんなお言葉を掛けて良いか、ためらってしまいます。

事故注意の前触れ

そんなお客様の落ち込んだ気持ちが理解できる状況が私に訪れました。

仕事帰りの道が、事故渋滞。

ノロノロ運転の先事故現場。

通り過ぎる時に、当事者が警察に話をしている姿が見えました。

3台玉突き。

大きな怪我はなさそうな様子でした。

私も気をつけなくては・・・と肝に銘じたはずでした・・・

それから約1時間後に悲劇が・・・

自宅転倒事故

その日は歯医者の受診があり帰宅後、慌てていました。

「急がば回れ」が座右の銘のはずを、すっかり忘れていました。

ですが、仕事が無事に終わりどこかウキウキしている私でした

その時に悲劇が・・・

なぜか足元が滑り転倒。

転んだ先に、ベットの脚(四角柱)

痛みに悶絶し、足の小指を思い切りぶつけたと思いました。

恐る恐る、動かすとちゃんと曲がるし伸びる。

「よかったーー、骨折してない」

痛みもすぐに引くだろうと、ウキウキ再開

気づくとなぜか靴下に血がついてる…???

なんでだろう??と、足の観察

小指の股を広げてみたら、パックリ裂けてるではないですかっ!!

出血こそ少ないものの、傷の大きさが並ではないことは一目瞭然。

5本指靴下を履いていたので、足趾が広がり小趾の股をベッドの脚の角に打ったらしい…

えっ!???

そんかコトあるの?

自分自身の悲劇が信じられず呆然

急遽、歯科受診から整形外科受診に変更しました(・_・;

フットケア外来でお世話になっている「かず整形外科クリニック」を受診

時々、やらかす自分のアホさに落ち込む…

小趾の骨折は多いそうです。

私の甥っ子も、つい数ヶ月前に小趾自宅でぶつけて骨折してました。

私の怪我はレアケースらしいです。

確かに、第4、5趾の間が裂けて縫う事態って・・・

まさかの事が起きるのが事故なんですね。

幸い、早期治療だったため痛みもなく回復に向かっています。

けっこう落ち込みました・・・

どうして、こんなことになってしまったんだろう・・・

翌日くらいまでは落ち込みました。

痛みもなく、生活に大きな支障がなくても心のダメージは大きいことが分かりました。

これが入院したり、骨折で歩行がままならなかったり、仕事に支障が出ていたら、もっと落ち込み、自分を責めていたことでしょう。

お客様の転倒後の落ち込む気持ちが理解できました。

慣れ親しんだ自宅でも、注意が必要です。

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