No.１２「ふれる」をグレードアップ！「しあわせホルモン大作戦！」
高齢者訪問フットケアをしています。
高齢者施設がほとんどの訪問先。３月から業者の出入り制限をしている施設がほとんど。強制自粛3ヶ月目になります。
もともとお客様とのスキンシップが大好き。足にふれ、手にふれ、目を見てお話をする濃厚接触業者です（笑
今はがまんの時期です。スキンシップの効果は体だけにとどまらず心にまで作用するすばらしい効果があります。
しあわせホルモン（オキシトシン）ふれることで分泌がアップ！
わたしたちは、変形爪のケアでのご利用が多いですが、爪ケア後には保湿クリームをぬりながらフットマッサージをしています。
短い時間ではありますが、気持ちが良いととても喜ばれています。
爪のケアを頑なに嫌がる、認知症のかたもケアが始まってしまえば、落ち着いて受けてくださる方がほとんどです。
これも「ふれる」ことでオキシトシンの分泌が増えている効果です。
介護業務に「オキシトシン大作戦」をとり入れる
介護はしょくじ、おといれ、おふろ・・・と、介護の度合いによって差があるものの、高齢者と接する仕事です。
日常のケアに少しだけ、小さなくふうをして「あたりまえのケア」を少しだけ「とくべつなケア」にグレードアップすることを提案します。
ほんとうはマッサージの時間をつくりたいと思っていても、現実は時間に追われてしまい叶わないと思っている、介護職の方もいます。
わざわざ時間をつくることなく、お互いの満足感があがるのです。
オキシトシンがアップする「ふれ方」のくふう
①１秒/5センチ ぴんとこないかもしれません。お相手の体温が手のひらに感じるように「ゆっくり」を心がけてください
②呼吸はとめずに、吐きながらふれる方もリラックスしましょう。
③手をあたためてからふれましょう
④できるだけ、お相手の肌に手を密着させます。肌の弾力を感じましょう。
介護の仕事は忙しいためか、動作がすばやい方が多いように思います。
保湿クリームを塗るとき、足浴で足を洗うとき、足をタオルでふくとき、体にふれる場面はさまざまあります。
その、あたりまえのケアを少しだけリラックスして、手をゆっくりと動かしてみましょう。
きっとなにか、ふれられて心地が良いと思ってもらえるはずです。
そして「オキシトシン」の効果はまだあるのです。
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明日からのケアのお役に立てたら幸いです。
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