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高齢者フットケアのプロが誕生した日

高齢者フットケアの仕事を始めて、15年目に入ろうとしています。

ふと、考えます。

「プロってなんだろう?」

間違いなく、私はこの道のプロであり、すでにベテランと言えます。

それなら一体、いつからプロになったのでしょう?

技術よりも覚悟

仕事を始めたばかりの頃、大きな法人の専務とお会いする機会がありました。

高齢者フットケアの話を聞いて、すぐに導入を決めてくださいました。

私としては、当時の拙い技術でも任せてもらえるのか、安心してお任せしてもらうためにデモンストレーションを提案して、準備をして2回目の打ち合わせに伺いました。

前回の打ち合わせでも、そのようにお約束したと覚えています。

ところが、お忙しい専務。打合せが長くなったことと、次の予定時間が迫りデモンストレーションまで辿り着きませんでした。

その時に仰った言葉を今でも覚えています。

「あなた、うまいんでしょ?大丈夫でしょ?」

私は一瞬の迷いもなく、答えていました。

「大丈夫です、問題ありません!」

高齢者フットケアのプロが誕生

即答した自分に驚きました。

お仕事が欲しかったことに間違いはありませんでした。

でも経験もない、技術も未熟。それでも「私なら大丈夫」という自信がありました。

その、自信の根拠を考えてみました。

それは「覚悟」でした。

会社員という安定の収入源を捨てて、高齢者フットケアを生業とすることを決めた「覚悟」です。

子供2人を私1人で養っていくだけの収入を得る「覚悟」

その「覚悟」が高齢者フットケアのプロの施術者を誕生させました。

そして、今では高齢者フットケアを提供する会社になりました。

技術と経験年数は後からついてくる

当たり前ですが、技術力も経験年数も初めからあるわけがありません。

もちろん最低限の技術と知識は必要です。

でも、経験年数が少なければ想定できる「足爪の変形」も限りがあります。

私は仕事をして、お客様に経験をさせてもらい成長するのだと思っています。

そこに必要なのは「誠意」です。

誠意とは、お客様に育ててもらっているという謙虚な自覚です。

その自覚が誠意を生むのです。

某フットケアスクールは700名以上の修了生を輩出しているそうです。

他にもフットケアスクール大手が何件もあります。

学んだ方は全部で一体、何名いるのでしょう?

そして学んだ知識を活かしている方は、どのくらいいるのでしょう?

スタッフ募集

スクール修了して終わりにしてはもったいない!

その知識と技術の習得にいくらかけましたか?

何を目的にして学ぶことを決めましたか?

技術は使わなければ日々、劣化します。

あなたを待っている高齢者が大勢います!

一歩を踏み出さなければ始まらない。

芽にならなければ、つぼみになりません。

花は咲かないです。






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