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義母の入院3

ライフオーガナイザーのくらです。

無事に左目の白内障手術も追えて、義母が退院してきました。
入院時に目薬チャレンジしたようですが、看護師さんから花丸がもらえなかったので、義妹に今回もお願いしています。

目薬って他人にしてもらうのは怖いと思いますが、さすがは看護師さん。
義母が上を向いていると、あごの方から入って来て、瞼の下側を引っ張って、目薬を入れているのを見ると、鮮やかなテクニックで感動します。

今回、両方の目を白内障手術したわけですが、白内障というのは「目の中のレンズの役割をしている水晶体が白く濁ってくる病気」ですが、糖尿病を患っている義母には、「糖尿病黄斑症(糖尿病黄斑浮腫)」も当てはまってくるのです。
そして、今回白内障の手術をしたおかげで、光を取り入れられるようになりました。
それは新たな問題となるのですが、お医者さん曰く、それは仕方がないとのこと。
例えて言うなら、今までは薄暗い部屋の中に居て、部屋の壁についた汚れが見えなかったのですが、白内障の手術により、光を取り入れることが出来てカーテンを開けて、部屋に光を入れることが出来るようになったということで、壁のシミや飛んでいる虫などが見えるようになってしまった・・・・
そう、飛蚊症です。
気になるらしく、手でつかもうとするので、認知症の幻覚かと思ってしまうのです。
短期記憶が全然覚えられていないことは以前からありましたが、それ以外にも認知症の症状が出ていることは少なく、正直うっかりしていました。糖尿病からくる認知症だと思っているので(診断はしていない)、「血管性認知症」だと思っていました。
なので、幻覚やせん妄などは起きないだろうと思ってたので、少し慌てたのですが、眼科の先生は「飛蚊症」で、ちょっと大きく見えるので、気になるのだろうということでした。

飛蚊症は強い光を見た後などに、私もチカチカしてなかなか正常な色に見えなかったり、形に見えなかったりします。
それがずっと続くということで、正直、テレビをずっと見ている義母にとって黒くてウロウロする物体がずっと目の前にあるのはストレスになるのではないかと心配しています。

幸いにも、視力の衰えは眼鏡で対応できるとのことで、度入りで少し色のついた眼鏡を3か月後くらいに装着できるのではと思っています。

手術後、むくみがあったり、切ったところを落ち着かせるのに、3ヶ月程度はかかるとのことだったので。

今はラジオを聞いていますが、距離感がつかめていないようで、段差や壁つたいなど、歩く時に今は少し戸惑いがあるようです。
もう一つ分かったことは、白抜き文字が見えないことでした。

意外と、日常生活に使われている白抜き文字。
電話の番号や扇風機のボタン表示など、義母の周りにも結構あります。
今回特に、電話機を買い替えたこともあり、義母がよく電話をする姉や妹の家の電話番号を短縮番号で登録したのですが、その番号が白抜き文字のため見えなかったらしく、ボタンが押せませんでした。
なので、付箋に番号を書いて、貼り付けて、その番号の下のボタン(今回は黒いボタンとだけ説明)を押せば、電話出来ると教えました。

新しい家電を使うには、少し時間がかかるので、今回入院時に電気ポットを買い替えたりもしましたが、依然と同じボタンの位置のものをさがしたくらいです。

家にいてもらうので、炊飯器やポットなど、義母に自分で触ってもらうことも考慮しています。
厳しくお願いするつもりはないけれど、ポットに入れる水のラインが見えなくて、沸騰したお湯が漏れていることもすでにあります。
でも、出来るだけ義母には自分でお茶を飲んだり、ご飯を食べたりしてもらいたい。
それは義母も私たちも望んでいること。
自分で出来なくなることが多くなるだろうけれど、その中でも出来るところまではチャレンジしてほしい。

心臓には異常がないので、元気でいてくれると思う。
だからこそ、自分が思うときにお茶が飲めたり、ご飯を食べる時には自分で炊飯器からよそうことが出来たりするだけで、自分のことを自分でしていると思ってくれて、周りに任せることなく動いてくれるのだろうと思っています。

自宅の1階部分はバリアフリー設計で、ドアは引き戸で、段差なし。
いざとなったら、転がってでもトイレに行ける設計です。
トイレも車椅子で入れるよう広さを設計しています。
廊下の電機は人センサー付きなので、義母の部屋のドアが開くと自動的に電気がつくようになっています。
本当は義父の時に準備したものですが、義父は結局退院出来ないまま亡くなったので、今になって義母のためになっていると思うと不謹慎ですが嬉しいです。

家を建てる時から、バリアフリー設計を考えて、オール電化にするタイミングで太陽光パネルも設置したりしました。
そして、電気がないと今の生活は成り立たないということを実感したので、蓄電池を設置しました。

これで、停電とかになっても、冷蔵庫などの白物家電を継続して使うことが出来ます。
自分たちも在宅で作業することも多くなり、生活のサイクル見直しや環境整備などを考えるようになった結果です。

これからも義母の状態は変化していくと思うので、出来るだけ義母の負担を軽く出来るように、これからも考えようと思います。
それはきっと自分たちにも来る「老い」への備えになると思うから・・・

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