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自分の失敗を口にできなかった私が忘れ物をしたらなりたかった自分に近づいていた話

『あれ?財布がない、、、』

とある日、職場に着いていつものお弁当屋さんに注文しようとバッグを開けた途端に変な汗が、、

(以下、心の声)
「ありゃ、どうしよう。」
「先輩に1,000円借りればどうにかなるだろうか。」
「いや、仕事帰りに美容院予約したんだった。」
「しかも、美容院にはこの前のお礼で手土産持っていくんだった。」
「昼休みに家族に持ってきてもらうか?」

いろんな思いが交錯すること約10秒。結果、

①仲良しの先輩に1,000円お借りする
②その場でPayPayでお返しする
③美容院はPayPay使えるのを思い出す
④手土産を買う予定だった地元のデパートもPayPay導入してたのを思い出す

ってことで、一安心。なんとか仕事に集中できた1日。

単なる、キャッシュレス万歳!なトボケた忘れもの記録で終わると思いきや、ふと自分の大きな変化に気づいた。


①の前には、

「〇〇さん、今日わたしお財布忘れちゃって〜〜〜( ・∇・)オカネカシテクダサイw」

お借りした1,000円でお弁当代払ったあとのお釣り(680円)を手にした時には

「この、ナケナシの現金を入れるお財布もない〜😂」
(〇〇さんが手持ちのジップロックをくださいました)

と、自分のぼけぼけ具合を笑いながら自己開示できたこと。
おかげで周りから助けられ、何もなかったかのように過ごせた1日。

数年前まで、自分の失敗やドジ、分からないことを口にできなかったわたしにとっては大きな変化。
愛らしく口にして周りから(自然と)助けてもらっている人に嫉妬を抱きながら、(それも隠して)一人水面下で足をもがき何とかしてリカバリーしていたわたしにとっては大きな成長。

「失敗でもドジでも自然と自己開示できるようになりたい」
「わからないことをワカラナイと言えるようになりたい」

嫉妬した相手を憎らしいと思ってしまう自分が嫌で、その頃はずっと言葉にしていたな。

忘れ物をしたことで、なりたかった自分に近づいていることに気づいたできごと。

誰かにとっては小さな、でもわたしにとっては大きな一つの変化を感じた出来事。



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