カンボジアの児童買春 逮捕されるのは欧米人が多い理由
カンボジアで人身売買や児童買春などの社会問題に取り組むNGOに「APLE」がある。APLEは、Action Pour Les Enfants(子供のための行動) のフランス語から来ている。このほか、AIM(Agape International Missions)もカンボジアで人身売買や児童買春に取り組んでいる。(2017年に当時のフンセン首相が閉鎖を命じるトラブルがあったが)
このようなNGOは、おもにキリスト教的な思想が強い西洋人によって運営されている。彼らは人身売買や児童買春を監視して現地当局に情報を提供し、摘発するよう圧力をかけている。
小児性愛者の間で有名だったカンボジアのスワイパー村が壊滅に至ったのは、このようなNGOの存在が背景にある。
監視の対象者
NGOの活動からは、彼らはアジア人よりも欧米人やオーストラリア人の行動を監視しているように思える。
私の感覚だが、APLEやAIMの情報で当局が摘発する店(飲食店やカラオケ店)は西洋人の利用者が多い店だ。アジア人が利用する店はあまり摘発を受けていない。店の摘発とは別に、児童買春の容疑で逮捕されるのも欧米やオーストラリアの人が多い。
NGOが西洋人主体なので、アジア人より西洋人の方が監視しやすいのかもしれないし、単に西洋人が目立つからかもしれない。また西洋人の方が悪さをして現地の人とトラブルを起こしやすいというのもありそうだ。
以下の写真は数年前のカンボジアの風景だ。男性は西洋人、女性は未成年っぽい子だ。路上で堂々と手をつないでしばらく話をしている。ボディタッチもしていた。これでは目立つ。
NGOの目は今のところ西洋人に向けられている。日本人がカンボジアで児童買春をしても、よほど目立つ動きをしなければNGOの目に留まることはないだろう。だからと言って児童買春をしても良いわけではないが。
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