あなたを本当の豊かさへと導くもの~新しい世界の計画

ヒプノ記録5-11(2016年12月1日)

 コロナ・パンデミックに始まり、ウクライナ戦争、エネルギー問題、環境問題、食糧危機への懸念など、世の中が大きく揺れ動くなかで、これから世界は一体どうなっていくのかと、漠然とした不安を感じている方もいるのではないでしょうか。今回は、これからの世界について、私たち一般市民がどのような在り方やライフスタイルを心がければいいのか、アフリカの共同体社会を例にとりながら、リーダーが教えてくれます。
 
Q(ミセスインヤン):モスさんは、仕事でずっとアフリカを支援してきて、これからもこの仕事を続けていきたいと思っています。その上で、何かアドバイスがあれば教えて下さい。
A(リーダー):アフリカの人々は、優れた精神性をもっています。その精神性を、未来の人類への遺産として残すことが、彼らの大きな使命の一つとなっています。北米のネイティブ・インディアンや、オーストラリアのアボリジニなどと似た使命ですね。アフリカ大陸は、イギリスやフランスから数百年にもわたる植民地支配を受け、その文化や精神性を徹底的に破壊されてきました。しかし、一方では同時に、自分たちの文化や精神性を根強く守り続てきたという歴史があります。モスさんがやっているのは、そんな彼らの精神性を守り、文化遺産を保護することで、平和を築いていくという仕事です。
 例えば、日本の縄文文化やネイティブ・インディアンの文化も高い精神性をもっていましたが、今日の地球ではほとんど消えてしまっています。本で読むか、動画で見るか、博物館に行くかしないと、触れることのできないものになっています。けれどもアフリカでは、こうした精神性の高い文化が今でも脈々と継承されていて、実際にリアルに体験することのできるものとして残っています。そういうものを残していく、守っていくというのが、アフリカの集合意識そのもののもつ使命なのです。
Q:そうなんですか。アフリカというと、ただ貧しくて、たくさんの問題を抱えているというイメージしかありませんでした。
A:そのイメージは、西側諸国によってつくり出された、表面的な、偽りのイメージです。西側の援助団体は、20世紀にアフリカの国々が植民地支配から独立すると、今度は、援助というかたちでの支配を始めました。医療支援、教育支援、貧困削減などと言いながらアフリカにやってきて、様々な援助を展開しながら、アフリカの精神性と文化を破壊している場合がほとんどです。それはまさに、かつてのイギリスやフランスが、アフリカを植民地支配して、多くの文化的遺産を破壊したのと同じ構図なのです。援助する側は善意でやっているつもりでも、それは、自己中心的な善意の押し付けです。自分たちの思う正義のために、相手の文化を壊すようなことは、止めて頂きたい。アフリカ人のもつ精神性を、何とかして、保護していかなければなりません。
 モスさんが一緒に仕事をしている現地のパートナー―で、ドゥセンゲという名の人がいます。彼は、もともとアフリカの古い王族の出身で、人間はいかにあるべきかについて、非常に深い叡智を受け継いでいます。彼の村では、お金をほとんど使うことがなく、しかし飢えて死ぬこともありません。食べるもの、住む場所、その他の生きるために必要なことは全て、自然が恵んでくれることを知っています。そして、自然は神の化身であることも、知っているのです。神が、自然をとおして与えてくれたものを、人間どうしが分け合い、助け合う。それが愛であり、豊かさであることを知っているのです。だからこそ、彼らは毎日、神に祈りを捧げ、神と交信します。日々の生活の中で、天使たちの助けと共にあり、そのことへの感謝を絶やしません。そんなふうに、人間として生きることのエッセンスを、深く理解しているのです。
 特に、彼らの共同体のあり方は、自己中心的にお金を追い求めるのではなく、互いへの愛と助け合いによって循環しています。そうした共同体的なあり方は、これからの世界のひな型となっていきます。それは、我々が、アフリカの大地にひな型として残しているものなのです。先進国といわれる世界に住む皆さんが忘れてしまったものが、アフリカにはまだあります。ですから皆さんは、アフリカの人々から学んで下さい。思い出して下さい。皆さんも、長い間、彼らのようにして生きてきたのであり、そして、これからも生きていくことができます。
 経済的に豊かでテクノロジーの発展した国の人々は、本来なら、アフリカの人々から学ばなければならないのに、逆に、壊しに行っています。そうすると、もともとはお金に頼らない生活をしていたのに、お金がなければ生きていけないと錯覚し始め、なぜかお金がもっともっと欲しくなってきます。そして気が付くと、自分のことも、人のことも、信じられなくなっているのです。お金は多くの場合、不信感とともにやってくるからです。
 お金の本質は、社会的交換、つまり助け合いです。誰かが自分を助けてくれたら、そのお返しとして、助けてあげる。誰かが自分に何かをくれたら、そのお返しとして、何かをあげる。この交換が必ず果たされるよう保証するためのチケットが、お金なのです。お金を渡すときには、自分が相手からしてもらったことへのお返しを渡しています。逆に、お金を受け取るときには、自分が相手にしてあげたことへのお返しをもらっているのです。お金自体はただの紙切れですが、それを受け取った人は、自分にとって必要なものにいつでも変えることができます。つまり、「あなたは私を助けてくれたから、この紙のチケットをお礼にわたします。これを使って、あなたが必要なときには助けを求めて下さい。そうすれば必ず助けを得ることができます」ということなんですね。お金とは、そのような、助け合いを円滑にするためのシステムなのです。
 ただし、お金を使った交換システムには、ある特徴があります。それは、等価の交換を保証しようとする特徴です。つまり、社会の常識的な価値の感覚に照らして、同じ価値のものをちゃんと交換しているか、一方だけが損をしいていないかを大事にします。ダイヤモンドを米一合と交換するのは不公平だから、それ相応の価値のものと交換しなければならない、というわけです。けれどももし、この交換を、お金ではなく愛に基づくものにしたければ、損か得かを考えないことが実はとても大切です。例えば、「私が米一合をあげたら、野菜2個を返してもらわない割に合わない」とか、「私が一時間かけて仕事を手伝ったのだから、あなたも一時間かけて返してくれないといけない」などと言い出さないことです。交換しているものの「量」を比べても意味がありません。なぜなら、交換という「行為」は本来、測れないものだからです。あなたが誰かと何かを交換するとき、あたかも、モノやサービスなど、目に見える何かを交換していると錯覚するかもしれません。しかしそれは、表面的な部分にすぎません。そこで実際に交換されているのは、実は、測定可能なモノではなく、信頼なのです。「あなたが私を助けてくれたから、何かあったら私もあなたを助けます」という、信頼と友愛を交換しているのです。
 お金を介さないで交換をしているあいだは、直接に助け合ったり、与え合ったりするわけですから、これは相手への信頼にもとづいた交換です。愛と感謝、信頼をやりとりしているのだということを実感しやすいですよね。けれども、そこにお金が介在してくると、いつのまにか、相手への信頼というよりも、お金への信頼にもとづいて交換をするようになります。極端な場合になると、人間は信じられないけれども、お金は信じられるということにもなりかねません。しかし本来は、お金は「助け合いを保証するチケット」ですから、お金の後ろにはちゃんと人間がいるわけですね。「助けてくれた相手にお返しをしたい」そう思った誰かが、そのお金の後ろにはいるわけです。お金を使うのであれば、そのことを忘れないことがとても大切です。別の言い方をすれば、お金をわたすときには愛と感謝の心を込めてわたし、お金を受け取る時にはその心を受け取るということです。お金はモノではなく、心の現われなのだということを、絶対に忘れないことです。
 これからの世界は、小さなコミュニティがどんどんできていきます。地域社会だけでなく、趣味のグループや、オンラインサロンなどもそうです。気の合う仲間の集まりや、ネットワークの場合もあるでしょう。そうした小さなコミュニティのなかで、信頼関係が醸成され、ひとつの共同体として機能するようになります。そして、小さなコミュニティのなかでは、お金を介さない交換を大切にしていきます。いつでも助け合い、与え合うことのできるような人間関係を大切にしていくわけですね。あるいは、お金を介するのであれば、愛と感謝の心を渡したり受け取ったりすることを大切にしていきます。そうして、愛と感謝、信頼といった心を大切にする人間関係を生活の中心にしていくと、実は、お金がだんだんと必要なくなる世界へと、少しずつシフトしていくことになるのです。お金がなくても生活に困ることはなくなり、欲しいものが手に入り、やりたいことが自由にできるようになります。
 例えば、分かりやすい身近な例だと、「うちの畑で野菜がとれたから、いつもお世話になっているお返しにもってきたよ」とか。田舎に行くと、こんなことは毎日のようにありますよね。これが、もう少し大きなスケールになってくると、例えば、普段仲良くしている友達の誰かが、「うちの部屋が一つ空いたから、そこに住んでいいよ。いつも色々お世話になっているから、そのお返しにどうぞ」と。そういうことも、世の中では実際にたくさん起こっています。さらに大きなスケールになると、例えば、「あなたは私の命の恩人だから、お返しに私の所有している島を一つあげます」とか、そんなことだってこの世界では実際に起こっているんですよ。あなたが、愛と感謝、信頼にもとづく人間関係を大切にしていけば、こうしたことがより起こりやすくなり、与えるものも受け取るものもスケールが大きくなるので、あなたはどんどん豊かになっていきます。そこに、皆さんが引き寄せの法則と呼んでいる宇宙の法則も一緒に働くことになります。すると、あなたが「あったらいいな」と思い浮かべていたものを、忘れた頃に誰かがどこかから持ってきてくれて、気がついたら手に入っているという体験をするようになります。そうなってくると、お金があってもなくても関係なくなってきて、お金のことを気にせず豊かに生きられるようになります。
Q:分かります。確かにそうですね。私も、お金で買わなくても欲しいものが手に入るという経験はよくありますし、私の周りでもそういうことを体験している人たちは沢山います。
A:そうです。それまで、「お金がないと手に入らない」という固定観念をもっていたことが、実は「お金がなくても手に入る」ということに気が付き始めると、お金に対する欲や不安というものが取れてきます。欲や不安がなくなると、お金の無駄遣いもしなくなります。本当に欲しいもの、本当に必要なものにしかお金を使わなくなるので、たくさんのお金は必要なくなり、お金そのものの価値が下がっていきます。そんなふうに、愛と感謝、信頼にもとづく人間関係を自分の周りにつくりだしていってください。そして、お金があってもなくても愛と助け合いが循環しているようなコミュニティを、あなた方の力でどんどんと実践していってほしいのです。
 そうやって小さな共同体がたくさんでき、お金がなくても機能する社会へと進化していくというのが、我々の描いているこれからの世界の計画です。これはとても大切なところです。皆さん一人ひとりが、愛と感謝、信頼にもとづく小さな共同体にしっかりと根を張って生活を築いていけば、あなた方が、イルミナティやロスチャイルド、フリーメイソンなどと呼んでいる勢力からも自分たちを守ることができます。世界を裏で牛耳る勢力は、お金を通じてあなた方のエネルギーを吸い上げていくので、あなた方がお金に依存しなくなれば、そのエネルギー搾取を遮断することができ、彼らの影響をそれほど受けなくてすむようになるのです。
 彼らは、あなた方の不安につけこみ、お金によってあなた方をコントロールしようとします。「生活が不安だから、働いてお金を稼ぎましょう」「失業したら、お金もなくなって、生活ができなくなってしまいますよ」などと言いながら、人々を家畜化し、奴隷のように一生働かせます。あなた方を、会社の儲けを増やすために働かせるだけ働かせて、会社が儲かると、今度はその会社の儲けを自分たちが吸い上げていきます。そうやって、自分たちは一切働かずに私腹を肥やすのです。もちろん、「働く」こと自体は「傍(はた)を楽にする」ことですから、素晴らしいことです。その報酬としてお金を受け取りたいのであれば、そうすることもできます。たとえ会社員であっても、自分の好きな仕事で、好きな働き方をして、楽しくやっているのであれば、問題はありません。しかし、それが不安にもとづいたサイクルだと、いくら働いても、お金を稼いでも、不安が増幅するだけで終わりがなく、幸福にはなれません。そうすると、心が幸せになれないまま、働き続けることになります。この不安にもとづくサイクルを、彼らは利用しているのです。
 あなた方は、そういう道を歩むのではなく、愛にもとづくサイクルを歩まなければなりません。それは、お金がなくても、困ったらちゃんと助けてくれるような、信頼できる仲間をどれだけたくさんもてるかということにかかっています。愛と感謝、信頼にもとづく人間関係を自分の周りに築き上げ、それを維持していく。そして、本当に必要なことにだけお金を使う。この二つを徹底してやっていくことが、あなた自身を本当の豊かさへと導いてくれます。
 
 今回のお話はいかがでしたか。昔ながらの共同体型の社会を復興させ、お金を介さない小さな経済を発展させることで、私たちが闇の勢力から自由になれる。本当にその通りだなと思います。でも、私たちの現実の生活では、やはりお金が必要になる場面もたくさんありますよね。そういう場合は、どうすればいいのでしょうか?次回は、そんな疑問に答えて、リーダーがさらに、深掘りメッセージを語ってくれます。どうぞお楽しみに。
チャンネル登録と高評価、コメントも、よろしくお願いします。 

Youtube動画
https://youtu.be/t87M-7gcAHI

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