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宇宙連合総司令官

初めてのヒプノセラピーで「前世を見に行く」セッションを受けてから、抱えていた問題が改善し、夢に向かって前向きな日々を過ごしていたモスさん。しかし、ある夢を見たことがきっかけで、今度は「指導霊に会いに行く」セッションを受けることになりました。その夢というのは――。宇宙連合のマザーシップにいる司令官が、これからの地球はどうなっていくのか、私たちは具体的に何をしていけばよいのかを語ってくれた、貴重なセッションの記録・第二弾。

指導霊に会いに行く。2016年9月 Session 2

前回のセッションを受けてから、仕事やプライベートで抱えていた問題が改善し、夢に向かって着々と進みながら日々を過ごしていたモスさん。しかし、ある夢を見たことがきっかけで、再びセッションを受けることにしました。その夢というのは――。

幼稚園と小学校が併設されたような大きな建物の中を、一人の男性と一緒に歩いています。とても広くて様々な体験ができる場所で、守られた空間です。しばらく歩いていくと、建物から校庭へと出ました。さらに歩いていくと、校庭の敷地の終わりまで来ました。さらにその先へ進もうとすると、男性が言いました。「ここから先は、私は一緒に行けません。あなたには、新しい指導霊がつきます」この男性は、これまでモスさんのメインの指導霊だったようですが、ここから先はメインの指導霊が交代すると言うのです。通常、指導霊は何人かのグループで、その人の成長や今やっていることに応じて、直接働きかけるメインの指導霊が変わることがあります。

校庭から外の道に出ると、透き通るような肌にブロンドの髪をした、美しく光り輝く男性が現れました。目を開けていられないほどの眩しさを前に、モスさんは、凡庸な自分自身の姿を恥ずかしく思うほどでした。その光の人は、尻込みしているモスさんを一瞥すると、こちらに背を向けて、道の向こうへと進んでいきます。親切とはほど遠いその指導霊の様子に、モスさんは驚き、慌てて後を追いかけました。ついていけないくらいの、とても速いスピードです。

道の向こうには商店街があり、大勢の人でごった返しています。これから、神さまをお迎えするための盛大なお祭りが始まるようです。光の人はそのお祭りの中心に向かってどんどんと進んでいき、ついには人の波にのまれて見えなくなってしまいました。

「ご神体の中心に向かえ。」声が響きました。

目が覚めて、夢をノートに書きつけながら自己分析をしてみると、自分の劣等感や自尊心の低さのために、新しい指導霊に気持ちがついていけていないことに気が付きました。もし、あの光の人についていくことができたら、現実にどんな未来が展開してくるのだろうか。そして、どうすればついていけるようになるのだろうか。

マンドウさんにこの夢について話し、今度は、「指導霊に会いに行き、今の自分に必要なアドバイスをもらう」ためのセッションをすることになりました。マンドウさんの誘導で催眠に入り、指導霊に会いに行くための通路を進み、扉を開けます。

すると、そこには真っ白な大理石の空間が広がっており、その中央にある玉座に、神のような巨大な存在が座っていました。その存在は、玉座も含めて全てが純白で、またその玉座だけでも広大であり、端から端まで見渡すことはできず、見上げても上半身まではっきりとは見ることができません。この偉大な存在の目から見れば、自分などアリのように小さな者にすぎない――その存在感とパワーに圧倒され、自分のあまりの小ささに情けなくなりモスさんは泣きました。

それは、創造主のようでもあり、スーパーコンピューターのように完璧な存在でもありました。地球の過去も現在も未来も、全てがこの存在の下で成り立っているのです。モスさんは次第に、自分がこの存在の下で働いていることを、はっきりと思い出し始めました。モスさんにとっては、上司のそのまた上司、社長の背ろにいる会長のような存在です。「指導霊に会いに行く」セッションで、まさかこんな存在が出て来るとは予想していず、モスさんは、面食らいました。

「名前を言って自己紹介して下さい」とマンドウさんから言われましたが、恐らく、このレベルの存在にとっては「名前」などどうでも良いことでしょう。それどころか、言葉や、テレパシーすら、使っていないことが分かります。なぜなら、その全身から絶え間なく発している波動のなかに、全ての情報がつまっていたからです。きっとこちらのことも、一瞬で全てを理解しているに違いありません。「名前」を言わなければ相手が誰なのか識別できず、陳腐な音を並べて会話しても理解し合えない人間が、愚かで滑稽にすら感じられました。

「何か話しかけて下さい」とマンドウさんは続けます。しかし、これほどの偉大な存在に一体、何を言えば良いのでしょうか。言葉が見つかりません。

「私とあまりにもレベルが違い過ぎて、話をすることができません。相手は何かを伝えてきていますが、私の知っている言語では翻訳することもできません。言語そのものの領域を完全に超えた存在です。」

「では、誰か通訳して下さる方はいませんか。」

マンドウさんの呼びかけに答えて、この神のような存在の肩の辺りから、一人の霊人が姿を現しました。ブロンドの髪に青い軍服、両肩に金色の装飾(肩章)を付けた、例えるなら、ベルサイユの薔薇のオスカルか、銀河英雄伝のラインハルトのような風貌の人物です。この方が、この神のような存在とモスさんとのあいだを仲介して、メッセージを伝えてくれるようです。そして、後で分かったのですが、これが、夢で見た光の人でもあり、一回目のセッションの最後にテーブルの一番奥に座っていた「リーダー」と呼ばれる霊人だったのです。

「私は宇宙連合の代表であり、司令官チームのリーダーです。これから、地球の今後の計画についてお話しします。」

一体、何のことでしょうか。全く意味が分かりません。

気が付くと、モスさんとリーダーは宇宙船の中にいました。長い楕円形のテーブルに向き合って座っています。リーダーの背後には、壁一面にモニター画面があり、様々な映像が映し出されています。

「地球上ではこれまでに、いくつもの文明が栄えてきました。そして多くの文明は、物質的な発展と精神的な発展とのバランスをとることができずに滅びてきました。我々は、地球上で最初の文明が栄えるずっと前から、人類の成長を見守り、助けてきました。現在の地球は第五期文明にあたり、この文明が過去の文明と同じ運命をたどるのかどうか、非常に重要な時期を通過しています。」

リーダーがそう言うと、二つの映像が鮮明にモスさんの目に飛び込んできました。一つは、画面いっぱいに広がる大きな爆発の映像です。核爆弾か、原子炉の爆発のようにも見えます。爆音と振動が、今にも画面から飛び出して来そうな迫力です。地球上の四ケ所でこの爆発が起こっているようで、4つ並んだモニターに同時に映っています。もう一つは、閑散とした浜辺に白い灯台が立っている映像です。こちらは全く人の気配がなく、静まり返っています。

「この映像は何を示しているのでしょうか」
「これは地球の未来の可能性を示しています。もしも地球がこのまま今の霊的な進路をとって進んでいくと、最も起こる可能性の高い未来です。もしこのような世界的惨事が起こった場合、あなたがこの灯台のようにシグナルを発して、私たちに援助要請をすることになっています。他にも何人かこの役割を担う人たちがいます。」

それから、テーブル上のスクリーンに映し出されたマップを指しながら、リーダーは続けます。

「地球を、一つの霊的な船のようなものだとイメージしてみて下さい。『宇宙船地球号』とあなたがたが呼んでいるようなイメージです。この船は、ある一定の進路をとって進んでいます。この進路の方向は、過去の人類の行いや現在の集合意識の在り方によって決まっています。そして、この船の向かっている方向が、地球の未来ということになります。今、この船の向かって行く先に、ちょうど、大きな氷山のような障害物が存在しています。これは、自然破壊や戦争など、これまでに人類の行ってきたことが原因となって、負のエネルギーが集積したものです。地球がこのまま進んでいくと、この巨大な負のエネルギーとの衝突を避けて通ることは困難です。」
「進路を変えることはできないのですか。」
「距離がとても近いため、今から進路変更をしても間に合いません。遠くにある障害物に対しては、人類の意識を今から変えていくことで進路を変更し、衝突を避けることは可能です。しかし、近くにある障害物に対して、今から人類の意識を変えるのでは間に合いません。従って、我々が現在とっている対策は、この障害物を少しずつ粉砕し、小さくしたものを地球に配置し、解消させていくというやり方です。これが、テロや災害といったかたちで世界各地に現れているものの一部です。この障害物は、もともと人類のこれまでの行いから生まれた負のエネルギーの集積であるため、人類自身が何らかのかたちでその責任をとらねばなりません。例えるなら、カルマ清算のようなイメージです。この負のエネルギーの直撃を全て一度に受けてしまうと、人類そのものの存続に関わります。しかし、これを、人類がその衝撃に耐えられる程度に小さくすることで、人類全体に壊滅的な打撃を与えることなく、清算していくことが可能です。」

「日本では最近、自然災害が多いですが、これと関係があるのでしょうか。」
「関係はあると言えます。日本は非常に精神性が高く、他の国よりも災害後の回復力があるため、集合意識の同意の下に、負のエネルギーの清算を引き受けている場合があります。もし、日本で起こっているのと同じ規模の災害が、世界の他の国や地域で起こったら、壊滅的な打撃を受けることになってしまうでしょう。」
「大きな爆発が起こるとしたら、地球上のどこで起こる可能性が高いのですか」
「場所はまだ確定できません。それぞれの土地に住んでいる人々の集合意識や、過去の行い、そのときの地球の状態などが複合的に作用した結果、どこで何が起こるのかが決まります。」
「いつ起こるのかという時期は分かりますか。」
「地球がこのまま進んでいくと、今(2016年9月)から約4年後(2020年)、6年後(2022年)、あるいはもっと後になるとすれば、14年後(2030年)に大きな負のエネルギーとの衝突が起こる見込みです。ただ、14年後までにはもう少し時間がありますから、その衝撃を和らげられる可能性があります。我々が負のエネルギーの蓄積を少しずつ粉砕して小さくしているので、それと並行して、人類の意識そのものが変わり、これまでとは異なる行動をとるようになれば、地球の未来を変えていくことが可能です。」
「具体的には、何をすれば良いのでしょうか。」
「あなた方の意識や行動を変えることで惨事が起こらないようにするのはもちろん大切ですが、実際に惨事が起こった場合には、あなた方がそれにどう『反応するか』が極めて重要になります。あなた方の反応によって、起こった後の影響を最小限に留めることができるからです。」
「私たちの意識や行動を変えるとは、具体的にどのようなことでしょうか。」
「最も根本的な課題として、人としての在り方、また、コミュニティ、つまり共同体社会の在り方を発展させる必要があります。今後、コミュニティ――例えば、地元のつながり、ネット上のつながり、趣味のつながりなど様々なコミュニティ――を中心とした新しい社会を創っていくことが大きなテーマとなってきます。それは、異なる人々が共存していく社会です。
 人間は、一人ひとりが固有の意思をもっており、また、人種、ジェンダー、民族、社会集団、国家といったものも、それぞれにグループとして固有の意思とアイデンティティをもっています。従って、互いの意見が『異なっている』のは自然なことであり、それらはけして『同じ』である必要はありません。問題は、この『違い』に対してどう『反応するか』ということの中にあります。自分とは『違う』他者、自分とは『違う』考え方に接したときに、自分は『正義』で相手は『悪』、自分は『正しく』相手は『間違い』、自分は『優れて』おり相手は『劣って』いるといった、二元論に基づく価値判断をすることが、様々な問題を引き起こし、さらには悪化させています。唯一絶対の『正しさ』というものはなく、ものの見方や、見る立場、状況の変化などによって、『善』が『悪』にもなり、『悪』が『善』にもなりえます。自分と『異なる』他者に対して破壊的な振る舞いをするのではなく、差異を活かして共に何かを創り出そうとしていくこと、意見の相違から対立が生まれたときでも、対話をすることによって、互いに共存し合える道を模索することが、とても大切になるのです。」
「宇宙からは、地球をどのようにサポートしていますか。」
「私たちのいるところから地球までは、非常に距離があります。物理的距離だけでなく、霊的な状態としてもかなりの開きがあります。従って、私たちが直接何かをするというよりは、モスさんのように宇宙由来の魂を地球に転生させて、人間として活動してもらったり、あるいは、地球に近いところ、例えば、月や金星、プレアデス星系などから働きかけたりする方法をとっています。しかし、人類を助けるといっても、その意思を一方的にコントロールするわけにはいきません。人類自身が自ら変わっていく必要があるのです。
 そのために、今後はもっと、具体的に『行動する』人々が増えていく必要があります。『意識を変える』ための活動はもうこれまでに十分やってきましたから、これからは『行動する』『現実を創造する』ことがより大切になっていきます。先ほどお話しした負のエネルギーの衝突が、ある程度は避けがたいとしても、その衝撃をできる限り小さくすることが、現在の重要な課題の一つです。そのためには、先ほど申し上げたような『違い』を尊重し合うこと、そして一人ひとりが自分自身の現実を自ら創っていくことがカギとなります。
 モスさんも、より実践的な活動をしていくことになります。今までのところ、マイナス思考にはまって身動きがとれなくなることが多くありました。色々なことが上手く行かないときは、『自分なんて取るに足らない存在だ』といった自分についての否定的な思い込みや、『考え過ぎ』のために動けなくなってしまうことが原因でした。しかし、そんな余計なことを考えている暇があったら、自分のやるべきことに集中して下さい。」

「モスさんには何か使命のようなものがあるのでしょうか」
「彼女には、生まれる前に我々と一緒に決めてきた『やることリスト』が色々とあります。それを使命やミッションと呼びたければそう呼んでもかまいません。それについては追々、詳しくお話ししていきますが、これまで、自分に対する否定的な考えのために、上手く行くはずのことが上手く行かないということがありました。考え過ぎ、思い込み、不安、躊躇といったことは、限られた人生の時間を無駄にしてしまうため、できれば止めて下さい。
 それから、例えば、同寮や上司から否定的なことを言われたときや、何か困難な出来事が起こったときに、『自分に至らない点があったからだ』と過剰な反省をし始めて、相手に合わせて自分の長所をねじまげてしまったり、『これも学びの一つなのだ』と思い込んで耐え忍んだりといったことが目につきます。確かに、多くの人は、人生を通じて『魂の学び』や『魂の成長』をすることを目的としています。また、これまでの過去生において自分で蒔いた種を刈り取る(カルマを返す)ために困難を経験する場合もあります。しかし、モスさんの場合は、全ての学びを終えて転生もしない魂の次元から地球を助けに来ているため、そもそも学ぶ必要がなく、前世のカルマ返済もありません。
 困難な出来事が起こるのは、地球に対して『正』の働きかけをすると『負』のカウンターアタックが返って来る、あるいは『負』を先に制してから『正』を成す必要があるといった、ある種の正負の法則によるものです。これは、よく言われる人生の正負の法則とは少し異なり、地球を改善したり社会を変革したりといった活動をする人々に対して、妨害勢力からの働きかけが行われているためです。何か困難が起こったときに『自分が悪いのではないか』と自分に厳しくなる必要はありません。何かを学ばなければならないと思う必要もありません。もっと自分に優しくなっても良いのです。今回の人生の目的は地球を助けることであり、敢えて言うならば、『助け方を学ぶ』ために、こうした正負の法則が働くことを知っておく必要があるとは言えます。
 地球を助けるという目的を成し遂げるために、常に最短ルートをこちら(宇宙霊界)から用意しており、人生の選択肢に迷うことはないはずです。例えば、第一志望の大学以外は全て落ちる、第一志望の職場以外は全て道が絶たれるというように。道は常にひとつしかなく、ただ必要なことだけが起こっています。自分ではどれほど道に迷っている気がしていたとしても、です。人生の目的が必ず達成されるように、私たちもサポートをしていますから、どうか心配しないで下さい。地球での活動は大変なこともあるかもしれませんが、地球は美しいところで、人間は情緒豊かな種族です。宇宙の他のところではできない経験を楽しむことを忘れないで下さい。」

謎に包まれた組織「宇宙連合」。その組織の一員として地球を助けるために働く、宇宙から来た魂たちがいると言います。皆さんももしかしたら、何かを学ぶためではなく、他の人々を助けるために、生まれてきたのかもしれません。

次回は・・・『封印された魂を解放する使命』お楽しみに!

この記事をYoutubeで聴く https://youtu.be/YUdisb013qg


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