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表現規制で浮かび上がる潜在的恐怖心

最近、また表現規制が話題になっているようだ。

こちらの記事で書いたが、表現規制は所詮お気持ちによる規制である。

だが、それでもまだいろいろと騒ぎになっているので補足しておく。

#ドラえもんのお風呂シーンのカットを希望します

表現規制として有名なのは、#ドラえもんのお風呂シーンのカットを希望します だろうか。

このツリーでは漫画の解説が載せられているので、順番に見ていこう。

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ここまで説明されたら圧倒されて、正しいと思い込んでしまう気持ちも分かる。(実際私はフェミ時代にこれが正しいと思い込んでいた)

なぜ正しく思えてしまうのだろうか。それは恐らく、事実と虚構を巧妙に織り交ぜているからであろう。

こちらの記事によると、

スウェーデンといえば、世界でもっとも性に開放的な国というイメージもあるが、実際には人口あたりの性犯罪件数で世界2位につけるほどの悲惨な状況だ。

と、ジェンダーギャップ指数の順位が高い国であるにも関わらず性犯罪件数が多い。

そもそも、ジェンダーギャップ指数は男女平等指数ではないのだが。

なぜフェミニストは、虚構を混ぜるという卑怯な手を使ってまで表現規制をするのか。

男女の個体差を比べた時に、個人差はありますが単純に『男性の方が身体が大きく力が強い』です。

実はこれが最もやっかいな根底に潜んでるフェミ問題の根幹なんです。

そこには、犯罪への恐怖心が強いということが一つの理由として考えられる。そして、犯罪の危険性を根絶したいという考え方から表現規制に走っているのかもしれない。実際には表現規制には犯罪の抑止効果はないので、まさに石橋を叩いて壊すというような無意味かつ逆効果なものであるのだが。


フェミニスト⇒クレーマー

さらに、ただのクレームとしか思えないものもある。

これらは、「女性が性的消費をされている」としてフェミニストによって炎上した絵のツイートである。

だが、これらの絵は一体何が問題なのだろうか。

このnoteでは性的消費についてこのように結論付けている。

性的消費とは...
使ったフェミニスト本人が「少しでもエッチっぽいと思った」+「気に入らない」という以上の意味合いはまったくない。

これに少し補足しよう。「性的消費」とは、フェミニストのお気持ちによって「エッチっぽいと思った」「気に入らない」と判断したものを「性犯罪が助長される」「性的なことが軽く考えられる」などといった一見尤もらしい理由によって炎上させるために用いる用語である。

そう、性的消費か否かを決めるのはフェミニストのお気持ちである。よって全くもって論理的でない。論理的でないただの感情論で作品等を規制して良い理由には決してならないのだ。


「お気持ち」検証

とはいえ、「性的消費はフェミニストのお気持ちである」というこの結論こそ私のお気持ちによる判断に過ぎない。そこで、どんな人にも納得できる方法で性的消費について検証したい。

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この画像は「性的消費」だろうか。

恐らくほとんどの人が「No.」と答えるであろう。露出もないし、体型を強調した服装でもないからだ。

では、こちらはどうか。

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こちらはもしかしたら「性的消費」と答えるフェミニストが出るかもしれない。(露出の関係で)

だが、お察しの通りこれらの画像は同一人物だ。(私の写真である)

ということは、フェミニストの基準は露出の度合いであろうか。

アプリを使ってアバターを作ったので、それを参考に検証してみる。

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見れば分かると思うが、画像①と②、③と④はそれぞれ同じアバターだ。違うのは服装とポーズのみである。

露出の度合いが性的消費であるかどうかの決め手になるということは、②と④は性的消費に当たるはずだ。

だが、これもただのお気持ちだ。②も④も特に性的消費と感じない人もいることが予想されるからだ。

では、数学的帰納法を用いて論理的に証明してみよう。ここでは露出度を数値化して、誰もが分かる基準とする。

露出度1とは、イスラム教の女性くらいをイメージして欲しい。

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[1]露出度1は性的消費ではない。
∵イスラム教の教典で、男性が女性の美しさに刺激されて良からぬことをしないように定められた服装
出展: https://www.f-tsunemi.com/blog/realislam/21598/

[2]露出度xが性的消費でないと仮定すると、露出度(x+1)は性的消費ではない。
∵露出度が1上がったことで性的消費でないものが急に性的消費に変わるということはない。

[1],[2]より、全ての自然数xに関して、
「露出度xは性的消費ではない」という命題が成り立つ。

とてもシンプルだろう。つまり、性的消費は非論理的ということだ。


だが、表現規制で有名な宇崎ちゃんポスターは、露出度が問題ではないようだ。

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この画像の問題点として挙げられたのは、

胸の大きさが強調されていること
男目線の台詞
性的なものを連想させる表情

であろうか。

ここで、アバターの画像による検証の続きを行おう。

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これは、フェミニストが見たら確実に「性的消費だ」と言いそうな代物である。恐らく問題点としては、

胸の大きさが強調されていること
男受けするメイドの格好をしていること
従順な表情、仕草

であろうか。だが、これも全てお気持ちだ。

なぜなら、胸の大きさによって性的消費か否かを決めるための論理的な証明は数学的帰納法によって露出度のときと同じようにできるからだ。また、メイドの格好というのも男受けするかは状況によりけりである。

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フェミニストは⑥の画像を性的消費とは思わないだろうから。

また、従順か否かは性的消費か否かの決め手にはなり得ない。

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もしそうなったらこのかわいいワンちゃんも性的消費になってしまう。

宇崎ちゃんポスターの炎上理由として挙げられる「胸の大きさを強調している」については数学的帰納法によってお気持ちと証明されるが、他の二つはどうだろうか。

「男目線の台詞」については、こちらの画像が分かりやすいだろうか。

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⑦の画像も⑧の画像も、露出度が高いわけでも胸の大きさが強調されているわけでもない。が、⑦の画像は「男目線」を理由とした性的消費に当たる可能性がある。⑦も⑧もポーズ以外全く同じにも関わらず。

性的なものを連想させる表情については、対象が幅広い。なぜなら表情に限らないからだ。ただ、これは性的なものを連想すれば全て性的消費ということになる。つまり、

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こういう類いの画像も性的消費に当たるということか。

だが、アイスを食べる画像なら、他にもある。

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⑪の画像は性的消費ではないだろう。だが⑨と⑩の画像との違いを論理的に説明できるだろうか。

つまり、こういうことだ。

性的消費かを決めるのは主観

分かりきった結論だ。本来なら長々と検証する必要すらもない。

犯罪を助長する、として性的消費を規制するフェミニストもいる。が、その論理が通用するのなら、殺人等を美徳とするような作品も全て規制されるべきということになる。また、最近ツイッター上で炎上している漫画も、同じように規制されるべきということになる。

これは、托卵という行為が軽く考えられる原因となるからだ。


フェミニストはなぜ「性的消費」とイチャモンをつけるのか

それは、犯罪の可能性を根絶したいというもの以外に、このような理由もあるのだろう。

なるほど。フェミニストが表現規制を行うのは、弱者男性が女性を(擬似的にとはいえ)手に入れることが生理的に許せない、ということか。

何にせよ、フェミニストのクレームごときで素晴らしい作品が規制されるなどということにはならないで欲しいものだ。

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