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『SNSマーケティング』 林雅之 まとめ


【生活者の6つのステージ】

1)認知ーSNS広告を活用し、ファンやフォロワーを集める
2)興味・関心ーで深く企業やブランドを理解してもらう ex. 投稿の工夫、インフルエンサー起用
3)比較・検討ー購入直前の段階で企業の理解をしてもらう。ex. 広告、キャンペーン、クーポン、公式アカウントで他社との違いを説明
4)購入ーSNS広告
5)リピートー顧客のつぶやきを検索(ソーシャルリスニング)。ex. 困っていること、ネガティブな発言に対して対処法を返信する
6)推奨行動ー公式アカウントで情報発信を続ける

【投稿のポイント】

- [ ] 商品、サービスに必ずしも直結しない、お役立ち情報を発信する
- [ ] 嬉しい、ありがたい、好きだなと思ってもらえるお役立ち情報
- [ ] ファンにとって親しみを持ってもらえる投稿(車の表示灯、警告灯)
- [ ] 設定したペルソナに沿って投稿する
- [ ] 時には新規ファンにリーチするためにチャレンジ投稿をする
- [ ] Ex. いつも使わない機能を使う、いつものトピックと違うものを投稿
- [ ] 空港が飛行機が運んできたF1レースの機材についてライブ配信する
- [ ] タイムリー:OO の日、今話題になっているもの
- [ ] 親しみやすい:キャラクターを使い、カジュアルな口調で喋る
- [ ] 共感できる:ユーザーが感情表現(かわいい、懐かしい、感動する、驚く)しやすい要素を含む。
- [ ] 役に立つ:商品や企業についての豆知識(日産の猫バンバン)
- [ ] ユーザー参加型:簡単な2択質問。どっちがいい?イベント、季節と絡ませるのもいい。


【KGI・KPIって何? どうやって自社数値の設定をする?】

KGI (Key Goal Indicator):SNS運用での最終目標。

ex. 認知度の向上、ブランド好意度の向上、購入意欲の向上
KGIはファンの数や反応数ではなく、アンケートでファロワー、ファンになってくれた人の気持ちがどのように変化したかを調査、分析すること。

KPI (Key Performance Indicator):最終目標のKGIの達成にどれほど近づいているか、その過程を評価する指標。そのためどのKGIを設定するかによってKPIも変わる。

ex. 「ブランド認知」がKGIなら、ファン数、リーチ数、インプレッション数がKPIになる。
ex. 「ブランド好感度」がKGIなら、いいね、コメント数、リツイート数がKPIになる。
ex. 「自社サイトのアクセス数向上」URLクリック数、アプリダウンロード数

KPIは競合企業を参考にする。
下記のように表にして平均を計算してみる。値が離れすぎていたら、中央値を出す。

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【各SNSのユーザーの性別、年代】

FB:20~30代 ビジネスパーソン 40代にも使われているため幅広い世代ビジネスパーソンの大きなコミュニティがある。他のSNSよりフォーマル。
Twitter: 10~20代 学生など若い世代
   ニュースや話題がリアルタイムで共有される。拡散性が他のSNSと比べ高い

Instagram: 10~20代女性が主だが、30〜40代女性も多い。ビジュアルがメインのSNS、美しい、かわいい、独自のカラーがあるなどクオリティが高いもの、世界観の確率が求められる。

LINE: 全年代


【分析方法】

まずは競合のエンゲージメント率から課題を知る。他社のエンゲージメント率は閲覧できないので、KPIを決める時に下記を参考にする。

Twitter:(いいね数➕リツイート数)/ フォロワー数

計算ができたら何社かの表を作成し、それぞれの項目で自分が何番目に位置しているか把握。比較したらファンを伸ばすべきか、エンゲージメント率を増やすべきなのか、といった今後の方針を練る。

半年、あるいは年に一度KGIに沿うデータが得られるようなアンケートを実施する。フォロワーとそれ以外を分けて、SNS上の広告を使ってアンケートの告知をする。使うツールはサーベイモンキーやクエスタントがよい。

顧客育成や商品の購入に貢献しているかを検証する質問を入れると、KGIの達成具合が調査できる。 ex. どのくらいの頻度で弊社の製品を利用しますか?/SNSを通じてブランドへの気持ちはどう変化しましたか?/公式アカウントでどのような情報を受け取りたいですか?

【消費者と繋がる運用方法】

1)自社に関する投稿は好意的でも不満でも、積極的に交流をする。もし不具合の場合は「突然失礼いたします。」とコメントし、問題点を聞き出し、対処法をアドバイスする。

2)アンバサダーを育てる。SNS上や自社サイトでアンバサダーを募集。あるいはアンケートで家族友人に進めたいと回答した人に呼びかける

→商品について理解を深める限定イベントや新商品発表会や交流コミュニティを行い商品への愛着度を高めていく。

【注目を集めるSNS広告】

SNS広告はクリックやいいねなどアクションに応じて課金されます。広告を出稿する際には目的やターゲット、予算などを設定する。友達の投稿に紛れて表示されるため、明らかに広告!という印象を与えないように気をつけて。

【リスティング広告とSNS広告の違い】

リスティング広告は検索エンジンでキーワードを検索した時にそのキーワードに連動して検索結果ページに表示される広告のこと。(ユーザーの欲しいものにマッチした内容になるため能動的な気持ちでクリックされる。)

一方SNS広告は検索と連動していなく、内容が気になればクリックされます。こちらは受動的ですのでそれを踏まえた上でユーザーの目に止まる潜在的な欲求にアプローチできる広告を作成してみてください。例えば間違い探しなど広告そのものが楽しめ興味を引くもの、など。

【日々変化する情報をキャッチするためにチェックするサイト】

SNS運用会社の公式情報、マーケティング業界メディア、テクノロジー系メディア、海外メディア、SNSマーケティング関連企業ブログ、カンファレンス

・Facebook Newsroom

・Facebook for Developers

・Twitter Markting blog

・ Twitter Developers

・ LINE AD CENTER

・ MarkeZine

・Advertimes

・Web担当者Forum

・DIGIDAY

・ferret

・ITmedia

・TechCrunch Japan

・AdAge

・Campaign Asia

・Social Media Examiner

・WE LOVE SOCIAL

・ソーシャルメディアラボ

・kakeru

・COMPASS

・アドテック

・宣伝会議サミット

・F8

【運用効率を上げるSNSマーケツール】

・comnico Marketing Suite: レポート作成機能

・Engage Manager:複数SNS管理

・Social Insight :言語解析エンジン。キーワードの口コミ分析、競合アカウント分析、フォロワー属性分析も充実。

・CLOUDPLAY:グーグルアナリティクスとの連携したアクセス解析ができる。

・sprinklr:複数SNS管理

・TweetDeck:ツイッター管理

・POST365:投稿検索、分析ツール

・クチコミ@係長:クチコミ分析

クラウドソーシング

・ランサーズ

・クラウドワークス

・HELPYOU






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