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都心部女子。中学受験を選ぶ理由。

中学受験をするかどうか迷っているご家庭もあると思います。

都心部では中学受験で学校によっては5割を超える受験率、
一部の学校は9割近いところもあります。

今首都圏では中受熱が加熱しています。

先日中受の具体的な効能について書かれた書籍を読みました。

上記の本によると中受の効能は1000万円で偏差値1.5アップを買うかどうかということのようです。

説得力のある内容で大変興味深かったです。

1000万で偏差値1.5アップ、大変微妙な数値ですよね。

これを読んで公立中でも良いんじゃない?って思った方もいるかも。
正直わたしもそれでもいいんじゃないかなと本気で思う側面もあります。

うちは今のところ、そこそこお勉強も好きで得意な子どもということもあり、中学受験をすることで本人の身になることがあるかもなぁとは思っています。

でも、少なくともあまりお勉強が好きじゃないあるいは得意ではない子どもだった場合、無理やり勉強させて1000万円かけて、偏差値1.5はあまり意味がないような気はしますよね。

むしろそれをきっかけに勉強嫌いになってしまう可能性すらあります。

少なくとも、学校の勉強で物足りない子の選択肢としての進学塾や中学受験ではないかと思います。

実際のところ、算数や数学の能力、国語の能力の大部分も6~7割遺伝子の影響とされています。下記、2冊は子育てにおける遺伝子の影響を学ぶのに良書です。

もちろん、遺伝だから、諦める・・という意味ではありません。
遺伝・・と遺伝子は厳密には違います。隔世遺伝ということもあります。突然変異もありえます。でも、複数の子どもを育てたり、保育園のお友達と広く交流していたら、気づくことがありますよね。
子どもには生まれもった特性があるということ。
親にはどうにもできないような子どもがもとから持っている光や得意不得意、好き嫌い、不思議なパワーがあります。

なので、もしお勉強向いていないな~好きじゃないな~うちの子・・という場合には、もしかたら、同じ1000万をほかの習い事や体験に費やした方が良い場合もあると思います。

中学受験・・は万人におススメする、できるものではない気がしています。

一方で、都心部女子にとっては中受でしか選択できない学校が多いことも事実です。高校入学のない学校が増えています。
とくに進学校がこれに当てはまります。
豊島岡も高校募集をやめるとのことで、高校入学で女子が進学できる進学校は私立だと非常に少なくなっています。

そうすると、都立、渋幕や広尾学園などごく少ない高校入学募集のある共学校、慶応・早稲田などの付属校から選ぶことになります。

もしもお子さんがお嬢さんで、お勉強が得意で、将来進学校に通わせたいという場合には、通いやすい立地の範囲で選んだ場合には、高校受験だと実質数校の中から選ぶことになる可能性があります。

一方、都心部は実は女子は中学受験できる私立校が多数あり、中学受験を選んだ場合、そもそも通える範囲の学校が多いという利点もあるように思います。
近い学校に通える方が塾通いも楽です。

お住まいが多摩地区だったり、東のエリアだったらまた変わってくるかもしれません。

比較的勉強が好きな都心部の女子が、比較的家から近い進学校を選びたいという場合に、選択肢が高校受験よりも多い中学受験はまずまず良い選択肢かもしれません。

さらに、公立校や一部の中高一貫校ではおざなりになりがちな英語をきっちりやってくれる学校ならなお良いですね。
実は進学校であっても一部の中高一貫校生は高校受験のある公立校出身者よりも英語ができない場合が多々あるそうです。
それではもったいないですよね。

個人的には、子どもが通いたい学校があって、英語を含む上記メリットがあって、
中学受験に向いている子ども(比較的早熟で勉強が好き・得意な子ども)であるならば、中学受験は悪い選択肢ではないのかなと思います。

自分自身が中学受験を経験して、御三家に合格した経験があり、中学受験の勉強自体が面白かったと思っているのもあります。

小学生時代に知っておいたら良い常識が詰まっている内容を2-3年でぎゅっと勉強できるのは悪くないかな~とは思います。

でも、中学受験は毒にもなります。

最近、サピックスで塾+個別指導や家庭教師漬けにされているお子さんが増えているのをお伺いするにつけ、
中学受験は万人におススメできるものでもないし、多くのお子さんやご家庭にとって不要かもしれない。

もしかしたら、うちにとっても不要かもしれない。

現状は、中学受験を視野に進学塾通いなども選択している我が家ですが、
なるべくフラットな視点から物事を選んでいきたいなと思う日々です。

#中学受験 #都心部 #女子 #教育のコスパ
#向き不向き #遺伝子 #フラットな視野


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