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M1 iPadPro の恩恵を体感‼︎

iPadProにM1が搭載された直後の声としては、M1の性能を使いきれず宝の持ち腐れというものも少なからずありました。私も当初は同意見でした。しかし、iMovie3.0が登場したことによって、ちょっと違った見解となりました。

iMovie3.0には、マジックムービーというAIが動画を自動作成してくれる機能があります。私は動画を4Kで撮影しているので各クリップの容量が大きいためか、M1以前のiPad でこの機能を使ってみたところ、AIが自動作成する時間が意外に長く感じられました。

そこで、M1搭載のiPadProとA12Xを搭載した初代11インチiPad Proとで同じクリップ数でマジックムービーを作成し、要した時間の比較をしてみました。するとM1搭載のiPadProが約2分30秒だったのに対し、A12Xを搭載した初代11インチiPad Proは約3分30秒と1分程度の違いが出ました。体感的には、この1分は凄く大きな違いと感じました。

当初はM1搭載のiPadProは、レイヤーを何枚も重ねて描画するプロのイラストレーター位しか恩恵を受けられないという声が多かったですが、素人が手軽に動画作成をするための機能であるiMovieのマジックムービーでもその恩恵を受けられることが判明しました。ちなみに、同じA12を搭載したiPad mini(第五世代)とも比較してみましたが、A12Xを搭載した初代11インチiPad Proと大きな差はありませんでした。両者の違いはメモリーとGPUの搭載の有無が主なものですが、AIを動かすためには主にCPUが働いているのか、両者に違いが出なかったのも個人的には興味深い結果でした。

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