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Harlequin Tea(ハーレクイン ティー)―ココナッツ広がる、こころ躍る

結構前になるが、TWGのティーサロンでCoconut Tea(ココナッツ ティー)を試してから、すっかりお気に入りとなった。ただ、ココナッツの風味付けがされた茶葉を配合したフレーバーは他にも存在する。今回はHarlequin Teaを紹介する。
 
 蓋を開けると、ココナッツに混じって華やかな香りが漂ってくる。フローラルともとれる印象だが、公式の説明によると「トスカーナの果実」とのことだ。具体的なフルーツの名前がないため、一体どんな果物を指しているのか不明ではあるものの、ココナッツだけでないアロマの正体はこれらしい。個人的には、ココナッツだけよりも一層ワクワクする香りに仕上がっている印象を受けた。

 口に運ぶと、ココナッツの風味が口いっぱいに広がる。加えてその味わいを邪魔しない程度に、フルーツが主張してくるのだ。果実味がしっかり欲しい人には物足りないかもしれないが、ココナッツが主体であると考えると十分に活躍していると言えるだろう。飲み方としては、ストレートがおすすめだ。ミルクやレモンは試していないが、結構繊細なバランスで成り立っていると想像するフレーバーのため、あまり手を加えずに飲む方が向いているように感じる。
 マリアージュはココナッツが好きならば、それを使用したスイーツをまず試してみて欲しい。個人的には、ココナッツフレークがぎっしり入ったココナッツパンと合わせたところ、口の中で味と香りが広がって大満足だった。
また、ココナッツオイルをスイーツに入れると風味が良くなるように、焼き菓子と組み合わせるのもおすすめだ。クッキーやマドレーヌ等バターの優しい味わいを底上げしてくれるはずなので、楽しいティータイムになること請け合いだ。
 ただ、香りからは甘い印象を受けるため、サンドイッチのような食事系の料理とはあまり合わないと推測する。絶対的に合わない訳ではないため、デザートの前に紅茶を淹れ直すのが面倒な場合は、最初からHarlequin Teaを淹れておくのもありだろう。
 
 最後になったが、Harlequin Teaは量り売りのみでの販売だ。ティーバッグが無い分、扱いづらいとは思う。しかし、Coconut Teaに華やかさがプラスされた心躍る味わいなので、ココナッツが好きな人や華やかなフレーバーを求めている人にはぴったりだ。

Harlequin Teaの量り売りが入った袋。

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