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Margaret’s Hope FTGFOP1(マーガレッツホープ エフティージーエフオーピー1)※セカンドフラッシュ ―夏摘み茶葉はココア風味

 先週に引き続き、マーがレッツホープ農園の茶葉を紹介する。前回は春に摘まれるファーストフラッシュで、今回は夏摘みのセカンドフラッシュだ。ティーサロンで聞いたところによると、春に摘むタイミングでまだ小さいと判断された葉が、夏に収穫されているそうだ。もちろん、摘まれた時期が異なるだけでなく、味や香りも全然違うのでぜひ最後まで読んでいただけると幸いだ。


 袋を開けると、春摘みの緑茶のような香りとはうってかわり、落ち着いた紅茶らしい印象だ。葉のサイズも大きく、よりもしっかりしているようだ。抽出して飲んでみると、なんとなくココアや焼き菓子のような風味を感じる。何もフレーバーは付いていないはずなので、個人的には非常に驚いたが、そのユニークさは気に入った。

 飲み方としては、やはりストレートが良いのではないかと思う。ただ、少しココアのような一般的な紅茶とは異なる香ばしさを持つので、濃いめに抽出した上でミルクティーにするのも良い可能性はある。

 マリアージュを考える場合、前述したココアを彷彿とさせるような香ばしさに留意しておいた方が良いと思う。食事系なら、シンプルな方が良いだろう。バタートーストやハムサンドのようにあまり具材の多くないパンがメインとなる料理が良いと推測する。

 菓子の場合、ココア風味やチョコレートが入ったスイーツは当然ながら合うはずだ。また、焼き菓子や菓子パンのように香ばしさの要素があるものもおすすめだ。個人的には沖縄のドーナツであるサーターアンダギーと組み合わせてみたところ、ふんわりとした甘みとよく合っていた。少し個性的な部分を尊重したいと個人的には思うので、あまりデコラティブな生菓子は合わないのではないかと推測する。


 最後に、Margaret’s Hope FTGFOP1のセカンドフラッシュも、ファーストフラッシュと同様に量り売りのみの販売となっており、ティーバッグはない。扱い辛いとは思うが、個人的には非常に面白い茶葉だと思うので、ぜひ興味のある方は手に取ってみて欲しい。

Margaret’s Hope FTGFOP1※セカンドフラッシュの量り売りが入った袋。

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